
通関検査を受けるボージョレ・ヌーボー=2010年10月30日、関西空港、矢木隆晴撮影
Beaujolais nouveau。仏ブルゴーニュ地方の南にあるボージョレ地区で作られる赤ワインの新酒。毎年11月の第3木曜日に解禁される。日本は、先進国の中で最も早くボジョレー・ヌーボーを味わうことが出来る国で、2011年は11月17日午前零時解禁となった。
収穫年に早飲みする習慣は19世紀からあり、ガメイ種のブドウを短期間で果実味あふれる軽快な飲み口に仕上げる。
販売解禁日がフランスの法律で正式に決まったのは1951年で、67年から11月15日に設定された。ところが酒販店や居酒屋から「休業の日曜に重なると売れない」との不満が続出したため、85年から現在の「11月第3木曜日」が定着したという。日本への空輸が始まったのは1976年で、その後バブル期やワインブームに乗り、輸入量は増加し、ピークの04年には104万ケースを輸入した。
その後は減少傾向にあるが、それでも、ボージョレ・ヌーボーの日本への出荷量は、いまだに世界の中でも突出しており、全体のほぼ半数を占めている。日本で人気が高い理由については、「季節感や風物詩、初物を尊ぶ伝統と国民性になじむ」「生産国のフランスよりも先に飲める優越感を味わえる」などと考えられる。
アサヒビールお客様生活文化研究所調べによると、2010年にボージョレ・ヌーボーを「必ず飲む」と答えた人は11.7%。「飲みたい」と答えた人は38.0%で、全体のほぼ半数が解禁を楽しみにしているという。場所は「自宅」が82.5%という。(アサヒ・コム編集部)
解説文は11年11月16日更新