
第93回大会で優勝し応援スタンドにかけ出す日大三の選手たち=2011年8月20日午前、阪神甲子園球場
日本高等学校野球連盟と朝日新聞社の主催で毎年8月に阪神甲子園球場で行われる日本の高校野球大会。2011年の第93回大会は、日大三(西東京)が優勝した。1915年全国中等学校野球大会が豊中球場で行われたのが第1回。17年に会場が鳴尾球場に変更され、24年、第10回大会から会場が甲子園球場となった。41年から45年まで太平洋戦争のため中止。46年全国中等学校野球連盟が結成され、阪急西宮球場で大会を再開し、47年から再び甲子園球場に会場が変更になった。
現在、代表校は原則として各府県1校ずつだが、北海道、東京は2校2校、合計で49校が出場できる。6月中旬からトーナメント方式で地方大会が行われ、勝ち上がった学校が出場できる。毎年、名勝負が生まれ「夏の甲子園」は8月の日本中をわかせる行事となっている。
33年の19回大会では準決勝で中京商対明石中が延長25回の大熱戦を演じ、中京商が勝利。中京商は17回大会から史上唯一の3連覇を達成した。
69年第51回大会では決勝で松山商・井上明と三沢・太田幸司が投げ合い、春夏通じて史上初の決勝戦引き分け再試合となった。翌日の再試合は松山商が勝利し、優勝した。
92年の第74回大会では、高知県代表の明徳義塾が石川県代表の星稜・松井秀喜に5打席連続敬遠を行い、その是非が話題となった。
98年の第80回記念大会は埼玉、千葉、神奈川、愛知、大阪、兵庫の各地区を2分割し、55代表校で実施、横浜高校が春夏連覇を達成。松坂大輔が59年ぶりとなる決勝戦でのノーヒットノーランを達成した。
2006年第88回大会では駒大苫小牧対早稲田実業の試合が大会史上2度目(延長15回引き分け再試合制度になっては初)の決勝戦引き分け再試合となった。駒大苫小牧・田中将大と早稲田実業・斎藤佑樹の投げ合いが大きな話題を呼び、斎藤はマウンドでハンドタオルを使用したため「ハンカチ王子」のニックネームがついた。翌日の再試合は早稲田実業が勝利した。
2011年第93回大会では、日大三(西東京)が東北勢初の優勝をめざす光星学院(青森)を11-0で破り、10年ぶり2度目の優勝となった。
3年生部員にとってはこの大会で負けると高校野球生活が終わることになり、負けたチームが甲子園の土を持ち帰る光景が恒例となっている。(西村欣也、アサヒ・コム編集部)
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解説文は11年8月22日更新