乳腺にできる悪性腫瘍(しゅよう)。日本人女性の16人に1人がかかるとされ、30代から増加し始め、50歳前後に発症のピークを迎える。食生活の欧米化などで20代の女性の発症率も増えていて、男性もかかることがある。気付かず放置すると、肺や肝臓などの臓器に転移する。
「広島乳がん医療ネットワーク」を作り、検査や治療の各段階で一定の基準を満たす医療機関名を公開、どの参加施設でも同じ水準の治療を受けられる態勢を推進する。検診の受診率アップなどで2017年度の乳がんによる死亡率を47都道府県で最も低くするなど「乳がん対策日本一」を目標に掲げている。
乳がんと診断される女性は年間約3万5千人。働き盛りの30代から急増し、一生のうち20人に1人がかかるとされる。出産経験がないなど女性ホルモンのエストロゲンの影響を受ける期間が長いほどリスクが高くなるといわれ、非婚のキャリア女性が多い都会ほど罹患(りかん)率が高いというデータもある。早期発見できれば治療成績がよいがんとされるが、マンモグラフィーによる乳がん検診の受診率は、欧米70%以上に対し、日本では、住民検診(50歳以上)で2%程度だ。
がんなどの病気の悩みを語らい、相談できる「まちなかメディカルカフェ」の5周年記念講演会が22日、宇都宮市の県総合文化センターである。専門医らが心のケアについて語る。 主催は同カフェを運営する「がんカ…[続きを読む]
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