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家永三郎

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  • 沖縄ノート訴訟(2008年10月29日 朝刊)

    著書「沖縄ノート」のなかで、大江さんは、座間味、渡嘉敷両島の集団自決で「日本軍の命令」があったと記し、当時の戦隊長2人について匿名で「生き延びて本土にかえりわれわれのあいだに埋没している、この事件の責任者はいまなお、沖縄にむけてなにひとつあがなっていない」などと記述した。元戦隊長側はこれらが名誉棄損にあたるとして05年8月、大江さんと出版元の岩波書店(東京)に出版差し止めや慰謝料支払いなどを求めて提訴。また、梅沢さんが「自決せよ」と命じたと実名で書いた歴史学者の故・家永三郎さんの同社出版物「太平洋戦争」(68年)も対象とした。提訴の経緯について、赤松さんは訴訟の中で「兄の同期の元軍人から勧められた」と説明した。昨年11月の一審の本人尋問では大江さんも法廷に立ち、約2時間にわたって質問に答えた。集団自決は「皇民化教育」を受けた当時の沖縄の人々が捕虜になる「辱め」を許されない中で、軍と住民の「タテの構造」において強いられた——と訴え、「沖縄ノート」を「訂正する必要を認めない」と述べた。

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