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トプカプ宮殿の至宝展〜オスマン帝国と時代を彩った女性たち〜
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スルタンが愛した東洋の美

 スルタンたちは、とりわけ15 世紀末以来、当時としては金銀よりもはるかに貴重な中国の陶磁器を食器として愛好し始めました。宋の青磁や白磁、元の染付、明の赤絵といった中国陶磁器の逸品が、宮廷の日常生活の中で実際に使われていました。その一端は、今日もトプカプ宮殿に伝えられた、膨大な中国陶磁器のコレクションに示されています。東方の東洋の陶磁器への愛好はさらに中国を超えて、日本の陶磁器にまで及びました。


青磁刻花蓮文大皿
14世紀末-15世紀初頭
トプカプ宮殿博物館所蔵


大きなサイズの中国陶磁器はイスラム市場への輸出用に製作されたと考えられている。この大皿は、中国・明時代に龍泉窯で焼かれた作品で、見込みには蓮の花を、側面にはつる草文が掻き落とし技法で明確に浮き出されている。トプカプ宮殿には直径40 .50cm もある大皿が数多く収蔵され、スルタンの宴で使われたことが推測される。

染付草花文扁壺
15世紀初頭(18-19 世紀に加工)
トプカプ宮殿博物館所蔵


明時代初期に景徳鎮窯で製作された偏壺には一面に撫子が、別面には野菊が描かれている。このような形は、13 世紀末から14 世紀初頭に中東で作られたガラス製の満月型水筒と似ている。底にはアラビア文字と所有者を表すと考えられている三点のしるしがある。

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