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トプカプ宮殿の至宝展〜オスマン帝国と時代を彩った女性たち〜
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トプカプ宮殿の至宝展:5 青磁貼花牡丹文大鉢 43センチ径の優品

(2007年11月9日)

写真
青磁貼花牡丹文(ちょうかぼたんもん)大鉢(14世紀前半)

 この青磁の鉢は口径が43センチもある。元時代の中国・龍泉窯製の優品で、内側底面中央に菊花文を描いた小円盤が張り付いている。これは、鉢や壺(つぼ)など大型品を制作する際、底面に穴をあけて素焼きにし、別に用意した小円盤を穴にあてて釉薬(うわぐすり)で固定するという、この時期に特徴的な技法である。トプカプ宮殿博物館の陶磁器展示室は、中庭の東側にある。ここは宮殿内の食事を賄った厨房(ちゅうぼう)から続く部屋で、厨房にはかまどや大きな鍋、釜などの展示がある。ここを抜けると陶磁器の展示になる。とにかく「大きい」というのが展示品の第一印象であった。中国陶磁をはじめ、日本の有田の染付(そめつけ)・色絵磁器などの大型品がずらりと並んでいる。これらが鑑賞用ではなく実用品として集められたことに、オスマン朝の強大さがうかがわれる。

 (植山茂・京都文化博物館主任学芸員)


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