【動画】ピーチ・アビエーションが就航1年 |
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日本初の格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションが関西空港を拠点に就航して1年。井上慎一社長は朝日新聞のインタビューに対し「さらなるコスト削減が必要だ」と述べ、新関西国際空港会社に、関空を拠点にしている航空会社への着陸料を優遇するよう求めていることを明らかにした。
関空には新規就航や機材を大型化した航空会社などを対象に、1年間着陸料が実質ゼロとなる制度があり、昨年就航したピーチはこの制度の適用を受けている。ただ、「着陸料がフルにかかると、今の安価な運賃は提供できなくなる。関空に旅客を呼び込んでいる価値を認識して欲しい」と不満を示した。
ピーチによると、1月末時点の搭乗率は76%、定時から15分以内の出発率が83%だった。就航半年の昨年8月末時点の実績と比べると搭乗率は3ポイント、定時出発率は6ポイント下回った。閑散期があったうえ、大雪などの影響もあったという。「運航実績を大手並みに高めたい。そうすればより選ばれる航空会社になるだろう」と話した。
当初の計画通り2013年度の黒字化を目指したうえで、「14年度ごろには中長期の成長戦略を示したい」とし、収益の拡大策として機内での物販や広告を強化する考えを示した。
また、今後の路線拡大については15年までに17機体制となることから「どこに路線を張るかは大きな課題だ。複数の小さなハブ(拠点)を増やしていく」と強調。関空や既に国際線就航を表明している沖縄に次ぐ「第3の拠点」の検討を始めたことを明らかにした。(北川慧一)
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