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2011年8月22日18時8分
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鉄道の視点で震災を記録 アエラ「震災と鉄道 全記録」

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写真:AERA MOOK「震災と鉄道全記録」は、8月20日発売。164ページ、1680円(税込み)拡大AERA MOOK「震災と鉄道全記録」は、8月20日発売。164ページ、1680円(税込み)〈「震災と鉄道全記録」を検索〉

写真:震災5日後に一部区間の運行を再開した三陸鉄道北リアス線/5月31日、北リアス線小本駅で(今祥雄撮影)拡大震災5日後に一部区間の運行を再開した三陸鉄道北リアス線/5月31日、北リアス線小本駅で(今祥雄撮影)

写真:JR山田線津軽石駅(岩手県宮古市)。停車直前だった列車が津波で流されたが、乗客乗員は無事だった/5月6日(今祥雄撮影)拡大JR山田線津軽石駅(岩手県宮古市)。停車直前だった列車が津波で流されたが、乗客乗員は無事だった/5月6日(今祥雄撮影)

写真:仙石線野蒜駅(宮城県東松島市)付近で、津波に流された上りあおば通行き列車(上=4月12日、福井洋平撮影)。3カ月後に行った時は列車は撤去されていた(下=7月10日、今祥雄撮影)拡大仙石線野蒜駅(宮城県東松島市)付近で、津波に流された上りあおば通行き列車(上=4月12日、福井洋平撮影)。3カ月後に行った時は列車は撤去されていた(下=7月10日、今祥雄撮影)

写真:仙石線東名駅(宮城県東松島市)の震災前、震災直後、現在の写真。現在はレールは撤去され緑がレール跡を覆っている(上=2010年1月5日、小野純一撮影、中=11年4月4日、東川哲也撮影、下=11年7月10日、今祥雄撮影)拡大仙石線東名駅(宮城県東松島市)の震災前、震災直後、現在の写真。現在はレールは撤去され緑がレール跡を覆っている(上=2010年1月5日、小野純一撮影、中=11年4月4日、東川哲也撮影、下=11年7月10日、今祥雄撮影)

写真:津波に襲われた大船渡線竹駒−陸前矢作間の気仙川橋梁/7月14日拡大津波に襲われた大船渡線竹駒−陸前矢作間の気仙川橋梁/7月14日

 東日本大震災は、東北・関東地方を走る鉄道にも大きな被害をもたらした。特に三陸沿岸を含む太平洋岸ではJRと第三セクターをあわせて10線区、約450キロが、津波とそれに続く原発事故により被災した。震災から5カ月後でも、まだ400キロが運転再開できていない。朝日新聞出版アエラ編集部では、東日本大震災を「鉄道」という視点から取材し、AERA MOOK「震災と鉄道 全記録」にまとめた。

 オールカラーの写真323点、被災路線図など様々な図表55点を掲載。巻頭の定点フォトグラビアでは、墓地に列車が乗り上げた石巻線女川駅(宮城県女川町)、駅が津波と火災に襲われた山田線陸中山田駅(岩手県山田町)など7カ所の鉄道被災地点について、震災直後とがれき撤去が進んだ7月時点の定点比較できる写真を掲載した。一部地点については震災前の姿も添えている。

 津波で被災した八戸線から常磐線までの9線区(仙台空港線除く)については、線区上の125駅全駅の震災後の写真と被害状況を掲載し、各線区ごとに線路の被害箇所数や流失箇所数などの被害状況、さらに路線の歴史、総距離、浸水区間、震災前の列車本数、年間輸送量などのデータや、駅ごとの開設年、利用者数、駅員の有無といったデータを収録。仙台空港線を含む10線区については、乗客や鉄道関係者、住民の証言をもとにした現場ルポもある。

 震災による鉄道被害状況がわかる大判の地図をとじ込んだ。被災した10線区には当時、少なくとも旅客列車15本、貨物列車1本が走っていた。その16本に加え、津波浸水区域に留置されていた車両も含めた全列車について震災当時の位置と車両形式、被害状況を掲載。さらに宇都宮以北の東北新幹線19本の停止位置と東北全鉄道路線の運行再開日時を載せた。その裏面には津波の浸水区域と鉄道路線を掲載。どの区間が津波に襲われたかがわかる。

 「鉄道と震災全史」という企画では、明治三陸地震、昭和三陸地震、チリ地震津波のほか、関東大震災から阪神大震災まで13の過去の震災について、当時の朝日新聞記事や、写真を満載したアサヒグラフ誌面をまじえながら特集している。

 震災ですべての列車が停止した首都圏路線の再開時間一覧地図や、津波に弱い地下鉄路線の特集。さらに復興ルートの選定に関する動きや、海外の津波による鉄道被害の例も取り上げている。

 共存関係にある鉄道と街。鉄道が敷かれた場所に集落が誕生し、街が栄えた場所に路線が生まれてきた。震災からの復興は、鉄道という観点をなくしては語り得ない。東北出身の俳優、菅原文太さんは、「みちのくの復興は、鉄道とともにある」という巻頭言を寄せている。

 AERA MOOK「震災と鉄道全記録」は、8月20日発売。164ページ、1680円(税込み)。

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