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2012年1月24日1時2分
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家康「しかみ像」グッズ、浜松の人気みやげに 静岡

 浜松城主だった徳川家康が敗戦を肝に銘じるため、憔悴(しょうすい)した自身の姿を描かせたとされる肖像画「しかみ像」が、人気を呼んでいる。しかみ像を生涯手放さず、江戸幕府の礎を築く戒めにしたとされる家康に、自らを重ね合わせるサラリーマンが多いようだ。

 金色に輝く名刺大のカードの真ん中には、歯を食いしばったしかみ像。市から浜松城の指定管理者を請け負うホテルコンコルド浜松(静岡県浜松市中区)が売り出した「出世城パワーカード」(880円)だ。浜松城が出世城と呼ばれることにちなんだ。

 家康にゆかりが深い市内の五社神社で祈願も済ませた。昨年末にホテルや浜松城で100枚を売り出したところ、数日で完売。急きょ、1千枚を追加生産した。

 出張で訪れたビジネスマンらに人気が高いといい、「営業マンに持たせたい」と数十枚をまとめ買いする会社もあったという。同ホテルは1月から、カード付きの宿泊プランも打ち出した。「サラリーマンに出世城をPRしたい」と話す。

 繊維や食品関連などの会社でつくる協同組合「浜松卸商センター」(浜松市南区)は一昨年から、しかみ像をあしらった手ぬぐいやTシャツ、ロールケーキなどを主に通信販売で扱う。組合の若手経営者の有志グループが、浜松をPRするブランドとして売り出そうと企画した。

 「不況からV字回復する象徴になってほしい、との願いを込めた」。歴史関連のイベントなどに出品すると、完売する商品もあるという。

 グループの代表で、繊維会社を経営する本多省三さん(43)は「不況や震災などで閉塞(へいそく)感が漂うが、しかみ像に、逆境から立ち上がるエネルギーを感じ取る人が多いのではないか」と話している。

     ◇

 〈しかみ像〉 1573年、三方ケ原の戦い(浜松市)で武田信玄の軍勢に惨敗した家康が、浜松城へ逃げ帰った直後の苦渋に満ちた表情を絵師に描かせたとされる。正式名は「徳川家康三方ケ原戦役画像」で、徳川美術館(名古屋市)が所蔵。浜松城にもレプリカが飾られている。

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