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2012年1月29日0時52分
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あの怪獣が一堂に 東京・調布で特撮ヒーロー展

 レッドキング、メトロン星人、キングジョー、カネゴン――。個性豊かな怪獣が子どもたちをブラウン管にくぎ付けにした昭和40年代。あの頃の遊びやブームを現代っ子に知ってもらおうと、「ちょっと昔のくらし〜テレビから生まれたヒーロー〜」が東京都調布市郷土博物館で開かれている。

 館内に足を踏み入れると、40年前にタイムスリップしたかのようだ。ウルトラシリーズのソフトビニール人形。駄菓子屋などで1枚5円で売られていた怪獣ブロマイド。テレビの主題歌が収められた、雑誌の付録「ソノシート」。昭和30年代生まれのおじさん記者には、懐かしの品々だ。

 博物館では、暮らしや道具の移り変わりを調べる小学校の学習に合わせ、毎年この時期に郷土学習展を開催してきた。「でも昔の農具などを今の子どもに説明してもピンと来ません。『もっと分かりやすいものを』という学校側の要望もあり、今回の企画が生まれました」と学芸員の平自由さんが説明した。

 あの時代。放課後を泥んこになって遊んだ子どもたちは夕方から始まるテレビ番組に夢中になった。中でも男子に絶大な人気だったのが「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」などの怪獣特撮番組だった。

 映画「ゴジラ」シリーズの生みの親、円谷英二が設立した「円谷特技プロダクション」によって撮影された「ウルトラマン」(カラー作品、全39話)がテレビ放映されたのは1966(昭和41)年。地球を侵略する宇宙人や平和な暮らしを脅かす凶暴な怪獣たちは、主役のヒーローにも匹敵する人気を集め、出版物や玩具市場にも関連商品が並ぶようになった。

 高視聴率を獲得した番組と相乗りして「怪獣ブーム」に火を付けたのがソフトビニール人形だ。67(昭和42)年1月には、都内のデパートのおもちゃ売り場で1日に最高3600個も売れたとの記録がある。

 一方、最も身近な怪獣アイテムとして親しまれたのは1枚5円のブロマイド。どの怪獣が入っているかは封を開けてみなければ分からない楽しさがあり、小銭を握りしめた子どもたちが駄菓子屋に列をつくった。

 展示は「紙芝居からテレビへ」「家電製品の幕開け」「電化製品とテレビの時代」「テレビから誕生したヒーロー」「ウルトラマンと怪獣ブーム」の5部構成。「大人にとっても楽しめる内容。怪獣ごっこに明け暮れた少年時代を振り返ってみては」と平さんは話している。4月15日まで。問い合わせは同博物館(042・481・7656)へ。(三沢敦)

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