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2012年3月29日
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ダイビング旅日記etc

一日中イルカと過ごす幸せ バハマのドルフィンクルーズ Vol1

文と写真:越智 隆治

写真:フレンドリーなタイセイヨウマダライルカたちが生息する海拡大フレンドリーなタイセイヨウマダライルカたちが生息する海

写真:まるで大きなプールのような美しい海水と浅い砂地の海域が広がる、ホワイトサンドリッジ拡大まるで大きなプールのような美しい海水と浅い砂地の海域が広がる、ホワイトサンドリッジ

写真:ドルフィンクルーズボートに乗船したゲストと一緒に。船は、フロリダのウエストパームビーチから出航する
拡大ドルフィンクルーズボートに乗船したゲストと一緒に。船は、フロリダのウエストパームビーチから出航する

写真:べた凪で、船の船首についたイルカたちを、船上から撮影。海底にイルカたちの影が映る拡大べた凪で、船の船首についたイルカたちを、船上から撮影。海底にイルカたちの影が映る

写真:スキンダイバーの泳ぎに合わせて、こんな風に一緒に泳いでくれる拡大スキンダイバーの泳ぎに合わせて、こんな風に一緒に泳いでくれる

写真:多いときには、50頭近くの群れに遭遇することも。タイセイヨウマダライルカは、成長するにつれて、体の斑点模様が増えてくる。人間のシミと一緒?拡大多いときには、50頭近くの群れに遭遇することも。タイセイヨウマダライルカは、成長するにつれて、体の斑点模様が増えてくる。人間のシミと一緒?

 1996年から、毎年通い続けている海がある。それが、バハマ連邦共和国の「ドルフィンサイト」と呼ばれる場所。バハマのことをアメリカ合衆国の一地方と勘違いする人が多いが、同国フロリダ半島の東に点在する、約700個の島々と2400の岩礁からなる独立した諸島国家だ。

 ドルフィンサイトというのは、俗称であって、正式な名称ではない。しかし、この海域には、とてもフレンドリーなタイセイヨウマダライルカたちが、定住していて、私は毎年のようにクルーズ船をチャーターして、この海域に生息するイルカたちに会いに出かけている。

 船が出航するのは、フロリダ半島の東にある、ウエストパームビーチという港町。自分たちのチャーターした船に、10人ほどの日本人ゲストを乗せて出航し、一晩かけて、東進し、バハマのグランドバハマ島の西端にある、ウエストエンドの港に入港する。

 ここで、バハマへの入国手続きを済ませて、今度はドルフィンサイトへと北上を始める。到着するのは、午後4時過ぎ。それでも、この時期は日没が8時くらいなので、イルカを見つければ、4時間近く初日から泳ぐことができる。

 海は水深5mほどの白砂の砂地が広がる。島影はまったく見えないけど、リトルバハマバンクと呼ばれるこの浅い白砂の海域は、グランドバハマ島北側に広範囲に広がっている。特に、イルカたちが姿を見せるエリアは、ホワイトサンドリッジと呼ばれ、その浅い海域の中でも特に美しく、パステルブルーの優しい色をした、まるでプールのような場所。

 べた凪(なぎ)で、海面がツルツルになった時のこの海でイルカたちと遭遇したときには、本当に夢の中にいるような錯覚に陥る。船をゆっくり走らせると、「プシュ!」という、イルカたちの小さなブローの音まではっきりと耳に滑り込んでくる。

 4〜5週間、チャーターしても、この完全なべた凪のコンディションでイルカたちに遭遇できるのは、年に数回程度。だから十数年もこの海に毎年訪れていても、いまだに感動する瞬間でもある。

 これから、数回は、このバハマのドルフィンクルーズのことを綴っていこうと思う。

 INTO THE BLUEでは、毎年6月7月にドルフィンクルーズボートをチャーターして、スペシャルトリップを開催している。2012年6月、7月も計4週チャーター。まだ空席があるので、興味のある方は、INTO THE BLUEのウェブサイトをご覧下さい。

表紙画像

海からの手紙

著者:越智 隆治

出版社:青菁社フォトグラフィックシリーズ 価格:¥ 1,680

表紙画像

クジラ! 大写真集

著者:越智 隆治

出版社:二見書房 価格:¥ 2,835

プロフィール

越智 隆治(おち・たかじ)

水中写真家 (株)United Oceans 代表。65年、神奈川県生まれ、千葉県浦安市在住。98年に新聞社写真記者から独立後、国内外のダイビング雑誌で活動。主にイルカやクジラ、アシカなどの大型の海洋ほ乳類をテーマに、世界各国の海で撮影を行っている。05年より、アンダーウォーターウエッブマガジン、WEB-LUE主催。個人のHP、INTO THE BLUEでは、海洋ほ乳類などと泳ぐ、スペシャルトリップを企画。ミクロネシア、ヤップ州観光局日本PR担当。特定非営利活動法人OWS理事。著書多数

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