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千葉の大原でイサキ釣り大会に参加

文:ふくだあかり

2009年6月11日14時47分

写真:やっとの思いでイサキを釣り上げました拡大やっとの思いでイサキを釣り上げました

写真:魚探を使って魚のいそうな深さに仕掛けを落とします拡大魚探を使って魚のいそうな深さに仕掛けを落とします

写真:「つる丸」の岩瀬松男船長と記念撮影拡大「つる丸」の岩瀬松男船長と記念撮影

写真:イサキ料理を十分に堪能しました拡大イサキ料理を十分に堪能しました

写真:火を通しても絶品!特製ソースで拡大火を通しても絶品!特製ソースで

 千葉県いすみ市大原で6月7日の日曜日、釣り具メーカー・シマノ主催のイサキ釣り大会が開催された。関東各地から300人を超える太公望たちが集まり、日ごろの釣りの腕前を競い合った。大原でのイサキ釣り大会は、今年で5回目。この時季、大原のイサキは旬を迎えるから、例年、この大会には大勢の釣りファンが集まる。

 午前4時過ぎ、大会参加者は18隻の船に別れて漁港から次々に出航。各船の船長が知っているイサキが釣れるポイントに向かってばらばらに散っていった。

 今回私がお世話になった船宿の「つる丸」は、ご主人の岩瀬松男船長と、若船長の正尚さんとが親子で釣り客のお世話をしている。

 岩瀬船長は大会になると、普段よりも気合が入るらしい。

 風がやや強く、波も高い荒れぎみの天候の中、他の船よりも少しでも早くポイントに入れるようにと、かなりのスピードで船を走らせた。波の高い日は、船をゆっくり進めるものだが、その日は大会ともあって、岩瀬船長は多少の波はものともせず、船をガンガン前に進めた。波が高いときに船を飛ばすと、ザブン、バシャンと船内に波しぶきが入ってくる。私はレインウエアを着ていたから、それほどぬれなかったが隣に座っていた男性は全身ずぶぬれになっていた。自分の船に乗せたお客さんに、大会で勝たせたいという気持ちから、船長さんに気合が入ってしまうのは仕方がない。

 午前5時、いよいよ競技が始まった。

 この釣り大会には、主催者から「探見丸(たんけんまる)」という魚群探知機が貸し出された。普段は船長に指示された水深(タナ)に仕掛けを落とすだけだから、魚群探知機を見ながらの釣りは、いつもとは違ったおもしろさがある。船長は水深15メートルを攻めろと言っているけれど、自分では魚探をみながら、もう少し浅いところを攻めたりもして。

 今回の釣り大会は、23センチ以上のイサキ5匹の総重量を競うというものだった。5匹ぐらいあっという間に釣れるだろうと軽い気持ちで考えていたが、強風で仕掛けが隣と絡まったり、手元でグジャグジャになったりと四苦八苦。それでも大会終了の午前10時までには、何とか10匹のイサキを釣り上げ、検量に出す資格を得ることができた。

 この大会で、一つおもしろかったイベントがあった。「早掛け」という船上イベントで、船長の合図で一斉に仕掛けを海に落とし、だれが一番先にイサキを釣り上げるかを争うゲームだ。私は一番には釣れなかったけれど、私の左側にいた中学生と、後方に座っていた男の人がほぼ同時に釣り上げた。どちらが先か微妙なタイミングだったが船長が審判役になり、「ちょっとだけ(男の人の方が)早かったな」ときっちり判定した。そんな楽しいイベントもあり、船上は大会が終わるまで終止和やかな雰囲気に包まれた。

 帰港後、自分の釣った魚を検量にかけた。結果は1.5キロだった。そして大会の結果発表。優勝者は2.3キロを超えるさすがの結果だった。1位から3位までの表彰、飛び賞などが発表され、その後、豪華な福引大会が始まった。景品には、リールや竿などの釣り道具からハマグリやサザエなどの海産物などなど、福引の当選番号が読み上げられる度に歓声が上がり、最後の賞品まで大いに盛り上がった。

 釣り大会は、日ごろ鍛えた釣りの腕前を大勢で競い合い、楽しみながら充実した時間を過ごすことができます。釣りが好きな方は、一度参加してみてはいかがでしょうか。きっと楽しめますよ。

プロフィール

ふくだあかり

アングラー(釣り師)。81年、茨城県生まれ。168センチ、O型 趣味:釣りと利き酒 特技:キャラクターを描くこと。

07年、趣味で釣りを始める。これまでに行った釣り場は数知れず、今でも週に1〜2回のペースで、全国各地の海、山、川に行っている。08年には、1年間に100種類の魚を釣る目標を達成。釣りブログ「百目」が、釣りファンから注目を集めている。本エッセーでは、女性の視点から魚釣りの魅力をご紹介します。

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