現在位置:
  1. asahi.com
  2. ライフ
  3. トラベル
  4. つりづり草
  5. 記事

1年で100目釣りました

文:ふくだあかり

2009年6月18日12時21分

写真:真夏の関西でビッグニジマスに出会えた
拡大真夏の関西でビッグニジマスに出会えた

写真:4回目のチャレンジでやっと釣れたブラックバス
拡大4回目のチャレンジでやっと釣れたブラックバス

写真:おかっぱりでカラフルフィッシュGET拡大おかっぱりでカラフルフィッシュGET

写真:相模湾で大漁!!
拡大相模湾で大漁!!

 釣りって、くせになるんです。

 釣れたときの強烈な引き味の魅力。そして釣った魚を料理して食べるときの喜び。もちろん、何も釣れないときもあって、落ち込んだり悔しがったり。海や川などの自然を相手にするアウトドアスポーツですから、まれに身の危険を感じることさえあります。それでも、試行錯誤の末に目的の魚を釣ったときのうれしさといったら、何にもたとえようのない快感と満足感を与えてくれるのです。

 私は、今のアングラー(釣り師)としての仕事を始める前は、普通の会社で普通のOLをしていました。これといった趣味もなく、9時から18時まで仕事をして、通勤電車に揺られて帰宅する……といった何の変化もない平凡な暮らしを続けていました。

 そんなある日、とあるテレビ番組で女性出演者が楽しそうに釣りをしている場面を見ました。そして、「これなら私にもきっとできる」と思い、自宅近くの海岸でシーバス(スズキ)釣りを始めることにしたのです。

 さっそく必要な釣り道具一式を買い込んで、シーバス釣りを始めてみたものの、まったく何も釣れない日々が続きました。休みの日や仕事の帰りに釣り場に通うこと3カ月。やっとの思いで待望の一匹を釣り上げることができたのです。それも57センチの大物。途中で何度も挫折しそうになっていただけに、釣れた瞬間の感動はいまだに忘れることができません。

 そんな出来事がきっかけとなり、もっとたくさん、いろんな魚を釣りたいと強く思うようになりました。そして、2007年の年末に、「1年間に100目を釣る」と自らに課し、翌年から本格的に釣りを始めることになりました。

 「1年で100目を釣る」なんて簡単に言ってはみたものの、100種類もの魚を釣ることは容易なことではありません。海、川、湖など、ありとあらゆる釣りに挑戦しなければなりませんでした。釣りを始めたばかりのころは、魚の名前や種類、どこで何が釣れるかといった基本的なことも知らなかったのですから、少し無謀な挑戦だったかもしれません。

 しかし、魚を1目釣るごとにブログに記録していったところ、釣り好きのブログ読者や友だちが応援してくれるようになり、釣りのアドバイスもしてくれるようになりました。そして、2008年12月15日、目標の100目を達成したのです。

 今では、すっかり釣りのとりこになり、アングラーを名乗れるほどの腕前に成長することができました。最近は釣った魚をどのように料理して、どんなお酒を合わせるといっそうおいしく食べられるか、といったアフターフィッシングの楽しみ方にも活動の幅を広げています。

 私を魅了し、私の人生をすっかり変えてしまった釣りの世界。この釣りの魅力をこれからもみなさんにご紹介していきたいと思います。

プロフィール

ふくだあかり

アングラー(釣り師)。81年、茨城県生まれ。168センチ、O型 趣味:釣りと利き酒 特技:キャラクターを描くこと。

07年、趣味で釣りを始める。これまでに行った釣り場は数知れず、今でも週に1〜2回のペースで、全国各地の海、山、川に行っている。08年には、1年間に100種類の魚を釣る目標を達成。釣りブログ「百目」が、釣りファンから注目を集めている。本エッセーでは、女性の視点から魚釣りの魅力をご紹介します。

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内