大正から昭和初期に新宮市と那智勝浦町を結んで運行した旧新宮鉄道の開業100周年を記念する式典が1日、JR紀伊勝浦駅であった。「紀南における鐵道(てつどう)発祥の地」と記された記念碑の除幕式や、当時の駅名をデザインしたヘッドマークをつけた臨時記念列車の出発式もあった。
新宮鉄道は1912(大正元)年12月4日、紀南地方で初めて勝浦(那智勝浦町)と三輪崎(新宮市)間(約10キロ)で仮営業を始めた。
紀伊勝浦駅の駅前広場であった記念碑の除幕式は地元の鉄道ファンや観光協会、JR西日本和歌山支社などが結成した実行委員会が主催。「新勝鉄道唱歌」が合唱され、マントにステッキをもった男性や、足にゲートルを巻いた駅員、日本髪に和服を着て洋傘をもった女性など、開業当時の大正時代の装束姿の出席者もいた。