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京阪電鉄、半世紀ぶり新カラー 中之島線の新車両も公開

2008年6月27日

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写真中之島線開業に合わせて導入される新3000系。〈写真特集〉はこちら写真そろった3つの新色。左は中之島線用の新型車。真ん中が新たな特急色で、右が一般車用の新色だ写真3000系の車内。基本は2+1のクロスシートだ。〈写真特集〉はこちら

 大阪のビジネス街・中之島を東西に貫いて10月19日に開業する京阪中之島線(天満橋―中之島、約3キロ)快速急行用の新型車両「3000系」が27日、大阪府寝屋川市の京阪電鉄寝屋川車庫で報道陣に公開された。塗り替えられた特急用、一般用の車両もお目見えし、中之島線開業を機に、ほぼ半世紀ぶりに一新される三つのデザインがそろった。

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 中之島は南北を川に挟まれた、全長約2キロの細長い島だ。水都・大阪の象徴ともいうべき中之島を通る3000系の外観は、水都をイメージした濃紺と白。さらに同社のもう片方の終着地・京都を象徴する花鳥風月の「月」をイメージし、テールライトは三日月型になった。

 オフィスが集中する中之島だけに、車内は通勤ラッシュの混雑緩和を重視した造りになっている。床は全面的に滑り止め加工されている。通路幅を確保するため、座席は中央部が2列と1列の転換型クロスシートとし、連結部付近はロングシートとした。特急用車両に比べ座席定員が減った分、1人あたりの座席幅を2〜3センチ広げた。クロスシートの背もたれを約10センチ高くし、スエード調の素材を取り入れるなど、高級感を漂わせる工夫もされている。

 さらに、ドア上部にモニター画面を設置して停車駅や天気予報などを案内するほか、連結部の扉は取っ手を握ると自動で開く最先端のシステムを導入した。

 特急用車両の新しいデザインもこの日、初めてお目見えした。1951年から上半分が黄色、下半分が赤のデザインで登場し、京阪特急の伝統的なカラーとして親しまれてきたが、上下を反転させて上を赤、下を黄色にして金色の帯を巻いた。30日から営業運転を開始する。57年から緑色と黄緑で走っている急行、普通などの「一般用車両」は、緑と白の新カラーがすでに5月23日から1編成が営業運転に入っている。

 本線系の既存の車両はすべて、4年後までにすべてこの2パターンに塗り替えられる。交野線用に02年に登場した「10000系」の青緑色も、一般用車両と同じ緑と白に塗り替えられる予定だ。一方で男山ケーブルと京津線、石山坂本線の車両は現状のままとする。「お乗りになったときに、懐かしさを感じていただきたい」(同社)という。

 ところで、京阪の「3000系」といえば、1971年に登場した「テレビカー」を思い浮かべる人も多いかもしれない。1編成だけ残っていた旧3000系だが、27日をもって現在主力の「8000系」に編入された。

 新しい「3000系」は、来週から本線で不定期の試運転に入る。8月からは中之島線内での試運転も始まる予定で、新たなツートンカラーを沿線でも見られる機会が増えそうだ。

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