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リニア新幹線、一部先行開業へ 神奈川―山梨間が有力

2010年1月8日

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 JR東海の葛西敬之会長は8日、2025年に東京―名古屋で開業を目指しているリニア中央新幹線について、一部区間を先行して開業させる方針を明らかにした。区間は神奈川―山梨が有力。実際にリニアを運行させて運営ノウハウを蓄積し、技術改良を促すねらいがある。

 葛西会長は、名古屋市内であった地元財界の賀詞交歓会で、報道陣に「リニアの部分開業は既定路線。可能な区間から開業する。神奈川―山梨が適当だろう」と述べた。

 地下40メートルより深い「大深度地下」に駅を建設する東京、名古屋や、南アルプスを貫通する約20キロのトンネルの工事には長い時間を要する。一方、山梨では、13年度末をめどに既存のリニア実験線18.4キロを、42.8キロに延ばす工事が進んでおり、この区間を生かせるという事情がある。

 神奈川県は相模原市辺り、山梨県は甲府市辺りで、駅の設置が有力視されている。相模原、甲府両市は直線で約70キロ離れており、時速500キロで運行すると10分かからずに到着する計算だ。

 先行開業の時期については、葛西会長は「言える段階ではない」とした。JR東海は14〜15年ごろの着工を目指しており、早くてもこれ以降の開業になる。

 ただ、部分開業では収支が赤字になる可能性が高い。この点について葛西会長は「東海道新幹線と合算して収支が合えばいい」と話した。

 リニア中央新幹線は、整備計画の策定へ向け、今年から国の交通政策審議会で、具体的なルートや駅の場所の議論が始まる。JR東海は、神奈川、山梨など中間駅の建設費を、地元に負担させる方針。先行開業するにしても、巨額の建設費負担の問題が懸案になりそうだ。(伊沢友之)

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