阪急阪神ホールディングスは、3月20日に開業した阪神なんば線の今月10日までの平均乗客数が、1日あたり約5万4千人だったと15日発表した。09年度目標の約8割だが、長距離客が多く4月の収入は目標を12%上回った。同社は「出足はおおむね順調。初年度目標は達成できそうだ」(中島亨取締役)ととらえている。
乗客が初年度目標の4割と伸び悩む京阪電気鉄道中之島線とは対照的なスタートとなった。休日の乗車率が高く、相互直通運転でつながる三宮、近鉄奈良駅では休日乗降客数が開業前より約1割増えた。新線効果で神戸と奈良間の人の流れが活発化したとみられる。
1日6万7千人の目標達成のための課題は通勤客。阪神本線では5割を占める定期券利用客がなんば線では3割にとどまっており、今後沿線の企業などに利用をPRする。