土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の安芸―夜須駅間で13日、貸し切り列車を使った「シビルウエディング」の模擬結婚式があった。
シビルウエディングは欧米で市民結婚式と呼ばれる人前結婚式。婚姻署名がセレモニーになり、婚姻届受理証明書を読み上げる「シビルウエディングミニスター」が進行役を務める。
芸西村の土佐ロイヤルホテルがブライダルフェアの一環として、地元が持つ資源を活用しようと企画した。安芸駅で参列者が列車に乗り込んだ後、新郎新婦役の2人が2駅後の穴内駅から乗車。ミニスター役となった同ホテルの山本貴支配人が2人を紹介し、「列車のように揺れる時もあるが、心を定めて希望を持って歩いてほしい」とあいさつした。
次いで新郎新婦が誓いを述べて指輪を交換し、婚姻成立宣言書に署名した。新郎新婦役の2人は「開放感があり、とてもおもしろかった」と話していた。