人吉駅には復活したSLを一目見ようと、たくさんの人が集まった=25日午後2時42分、熊本県人吉市、溝越賢撮影
JR九州の蒸気機関車SL人吉が25日、熊本県の熊本―人吉間(87.5キロ)で復活運行を始めた。同区間でのSLの営業運転は約3年8カ月ぶり。煙をたなびかせて客車3両を連ね、新緑の球磨川沿いを片道約2時間半で走った。
人吉駅で折り返しの出発式があった。人吉市の元国鉄機関士、得田徹さん(94)が一日駅長になり、出発の合図をした。得田さんは同市内の矢岳駅の展示館で、車体の手入れを続けてきた。
一方、カメラを持った女性が熊本市内の踏切に侵入するトラブルもあり、4分間にわたって非常停止した。熊本駅を出発して7分後で、踏切の障害物検知装置が作動したという。
SL人吉は11月までの金土日曜と祝日のほか、夏休みに1日1往復する。