来年3月に全線開通する九州新幹線・鹿児島ルートのうち、建設中の博多―新八代の試運転が9月から始まる見通しになった。期間は約3カ月で、新大阪―鹿児島中央(約900キロ)を4時間程度で結ぶ新幹線「さくら」の車両を最高時速260キロで走らせる。
建設を担当する鉄道・運輸機構によると、博多―新八代の線路の工事はほぼ終わり、駅舎や車両基地など建物も完成に近づいている。今後、機構やJR九州が9月の試運転をめざしてレールの検査などを進める。
試運転では、車両の速度を少しずつ上げながら、レールの強度などを確かめるという。