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山手線命名100年 企画続々、特別パスやスイカラリー

2009年10月14日

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写真1909年に命名された当時の車両(鉄道博物館提供)写真現行の「E231」系(JR東日本提供)

 東京都心をぐるりと一周する「山手線」が命名100周年を迎えた。1周34.5キロを約1時間で結び、1日数百万人が利用する「首都の足」だ。14日は1872(明治5)年に新橋―横浜間で日本初の鉄道が開業した「鉄道の日」。JR東日本では、大規模なキャンペーンを進めている。

 JR東によると、100周年記念キャンペーンのコンセプトは「明るく」「楽しく」「きれいに」。田辺滋・東京支社長は「山手線は収入の基幹。これまで利用していただいたお客さまへの感謝の気持ちを込めたい」と意気込む。

 「明るく」では、駅構内の広告サインボードすべての照明を終電まで点灯する。山手線29駅の広告サインボードは約2800面あるが、空きのスペースはこれまで午後11時で消灯していた。だが、長引く経済不況で空き割合は07年度の9.6%から13.3%に拡大。利用客から「駅が暗い」との声が寄せられていたという。

 また、青色LED(発光ダイオード)照明も今月中をめどに全駅のホームで設置を完了させる。広告サインボードも青色LED照明も、駅を明るくすることで安全性を向上させるとともに、3年で1.6倍に増えた同線での自殺防止策としても期待している。

 「楽しく」では、10月の土、日、祝日に利用できる「山手線パス」(大人480円、小児100円)が販売中。有効期間は1日。山手線内のJR線であれば乗り降り自由。また、コンビニエンスストア「ニューデイズ」や弁当屋など駅構内のテナントが「100」にちなんだ各種割引を実施中だ。

 9月から1編成が走行中の「復刻調ラッピング電車」は12月4日まで運行。同社の非接触IC「Suica(スイカ)」を使って5駅を回ると記念品が抽選で当たる「タッチラリー」も今月いっぱい開催する。

 「きれいに」では、駅や線路上に捨てられたゴミの清掃を、駅員やテナント店員らで重点的に実施している。(小林誠一)

     ◇

 〈山手線〉 1909(明治42)年10月12日、当時の鉄道院(国土交通省の前身)が品川線(品川―新宿―赤羽間)、豊島線(池袋―田端間)、貨物支線(大崎―大井連絡所)を合わせて命名した。

 25年に上野―秋葉原―東京間の高架橋が完成して環状運転を開始。戦前から半世紀以上にわたって焦げ茶色だった車体の色は、63年からシンボルカラーがウグイス色に決まった。「やまてせん」と混在していた読みは71年、「やまのてせん」に統一された。

 現在は午前4時半ごろに池袋駅と大崎駅から1番電車が出発。両駅で深夜1時過ぎに終電を迎える。通勤・通学ラッシュ時には2分30秒間隔で運転する。踏切は駒込―田端間の1カ所だけ。駅の広告料金は、新宿、渋谷の両駅が東京駅を上回って最高ランクだ。

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