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鉄旅ガールズ、さわやかに情報発信 CD発売、企画続々

2010年1月3日

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写真8月の会議は都電荒川線を借り切って行われた=JTB提供

 鉄道と旅が好きな首都圏の女子大学生とOLが「鉄旅(てつたび)ガールズ」を結成し、若い女性の視点から魅力を発信している。「旅に持って行きたい歌」を集めた企画CDも発売。メンバーは「鉄道はマニアだけのものじゃない。可愛くて癒やされる形を紹介したい」と意気込む。

 「添乗員など旅行に携わるのが夢。鉄道の専門知識はありません」。ガールズ最年少で立教大学観光学部1年の沼尻紗央里さん(19)は、同大新座キャンパスの鉄道研究会に所属するものの、筋金入りの鉄道マニアを指す「鉄子」とは一線を画す。

 ガールズは昨年4月に結成された。現在のメンバーは15人で、9人が20〜30代の会社員、6人が早稲田や慶応、立教などの大学生だ。活動は大手旅行会社JTBが支援しており、大学の鉄道研究会や観光学部に所属する女子大生に参加を呼びかけた。

 漫画やメディアの影響で「鉄子」への注目度が高まっているが、メンバーでは少数派。ガールズに参加した理由はさまざまで、「きれいな電車の写真が撮りたい」「旅を通じた文化交流に興味がある」と話す。「女子は元々、一人旅好き。周囲の見方が変わっただけ」と口をそろえる。

 活動の中心は月1〜2回開く企画会議。旅の思い出や訪れた土地の食べ物の話に「脱線」することもしばしばだ。お薦め鉄道などを紹介しているホームページ(http://www.jtb.co.jp/kokunai/tetsutabi/girls/)にも専門用語は少ない。

 連絡役を務めるJTB関連会社社員の山田智子さん(27)は「鉄道を使ったスローな旅の需要が高まっており、従来にない切り口で情報発信したかった」と言う。

 10月下旬にはCDアルバム「tabiuta(旅歌)」(ソニー・ミュージックダイレクト)を発売した。ガールズのメンバーが議論を重ねて「旅に持っていきたい歌」を選曲。自分たちで推薦文を書いた。ジャケットは黄色地で、どこまでも続く線路が淡い水色で描かれている。

 川村結花さんの「夜空ノムコウ」なら「一日の終わり。夜行列車に飛び乗る。財布とこの曲をポケットにつっこんで。必要なのは、ただそれだけ」といった感じだ。従来の鉄道グッズとは「異質」のさわやかさで、売れ行きも好調という。

 次の企画の候補は、鉄道を使った旅の行程を記録する「旅ノート」の商品化。会議でもメンバーから「路線図は詳しく。廃線跡も加えよう」「持ち歩きにくいサイズや厚さでは使ってもらえない」など様々な意見が出た。旅のプロである山田さんは「社内からは出ない発想ばかりで驚く」と話す。最近になって大手私鉄や菓子会社からも共同企画の誘いがあるという。(小林誠一)

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