町を歩いているとクリスマスソングが聞こえ、街路樹やビルにイルミネーションが輝く季節となりましたね。
写真は昨年7月に、この欄でご紹介したJR北海道の「旭山動物園号」です。車両ごとに違った動物のイラストがデザインされ、今年の4月には新たにオオカミが加わり5両編成で走っています。
この「旭山動物園号」が今、クリスマスムード満点の装いで運行されています。ぬいぐるみに抱っこされるような感覚で座れる「ハグハグチェア」の動物たちは赤い帽子をかぶり、カーペット敷きのフリースペースにはクリスマスツリーを設置。車内にもサンタの人形や鈴などがディスプレーされています。
そこでこの季節、クリスマス気分を味わえる路線を探してみました。
まずはSLから。真岡鉄道(茨城、栃木県)では、サンタクロースが乗車する「サンタトレイン2008」(23日)を運行。JR磐越西線(新潟、福島県)では「SL Xmasトレイン」(20、21、23日)が特別のヘッドマークをつけて走ります。
秋田内陸縦貫鉄道(秋田県)では、急行列車を使った「サンタ列車」(20〜25日)、上毛電気鉄道(群馬県)では列車にクリスマスの飾り付けをした「クリスマス・トレイン」(25日まで)が、それぞれ運行されます。
駅舎のイルミネーションも雰囲気を盛り上げてくれます。わたらせ渓谷鉄道(群馬、栃木県)は2月15日まで、計15万個のイルミネーションが冬の駅舎を輝かせます。「江ノ島電鉄」(神奈川県)も来年1月まで、駅舎がイルミネーションで彩られます。海沿いの「鎌倉高校前駅」は、2万2千ものあかりで飾られています。
この季節ならではの列車運行や飾り付けは、これ以外にも全国各地で行われています。みなさんの暮らす町やその近くでも、クリスマス気分を味わえる鉄道があるかもしれません。探して、出かけてみてはいかがでしょうか。
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【特急「旭山動物園号」】 JR函館本線の札幌―旭川間を週末を中心に1日1往復、運行している。全席指定。5両編成で、それぞれの車両ごとに動物をモチーフにしたデザインがある。現在は、ホッキョクグマ、オオカミ、ライオン、チンパンジー、ペンギンのデザイン。12月のこれからの運行は20〜29日。クリスマス装飾での運行は25日まで。期間中に乗車すると、上下線でデザインが異なるオリジナルクリスマスカードがプレゼントされる。
北海道札幌市生まれ。“撮って書く”フォトライター。
情報誌編集部を経てライターとして独立。2000年より列車旅行の撮影をスタートし以後、著書や写真展などで作品を発表している。
主な著書に「おんなひとりの鉄道旅」「鉄子の旅写真日記」など。