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鉄道バー(東京都) 模型ながめ、お酒楽しむ

2009年3月1日

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写真拡大カウンターに沿って設けられたNゲージ。カクテルはオリジナルの「満鉄あじあカクテル」

地図

 バーカウンターにNゲージがレイアウトされ、そのレールの上を鉄道模型が走るお店が銀座にあります。その名も「バー銀座パノラマ」。スタッフもさぞや鉄道好きなのではと想像していたところ、「鉄道には詳しくないスタッフばかりです」と総店長の服部智之さん。

 パノラマのオープンは04年。店のオーナーは大の鉄道好きで、脱サラをしてこの店を始めたといいます。鉄道模型を見ながら、大人が落ち着いて楽しめる店にしたい。そんな思いから店の場所を選び、バーテンダーも仕事がしっかりできる人材を採用。

 服部さんがスタッフになる時も、「オーナーから、自分は鉄道はわかるけれど、お酒は素人なので、そっちをしっかりやってほしいといわれました」。

 最初のころは、「○○線のイメージで」「○○の車両の雰囲気で」といったカクテルのオーダーに戸惑ったという服部さん。「何のことかさっぱりわからず……。鉄道は金属ですから、金属をどうお酒で表現したらいいのか、悩みました」

 雑誌などを見て、少しずつ鉄道のことを勉強。いつしか模型に関しても、「掃除をして、元気に走り出すのを見るとうれしい」と思うようになったそうです。

 カウンターのNゲージは地上と高架の2レーンが作られ、上のレーンでは、持ち込んだ車両を走らせることもできます。「あれ、おれの」とうれしそうにしている常連さんもいるとか。

 ここ数年は女性客も増え、鉄道にまつわる女子話が、カウンターで交わされている夜もあるそうです。

     ◇

 【バー銀座パノラマ】 カウンターを走らせる車両は形式、色などテーマを決めて2週間おきに変える。車両の持ち込み料は、1編成1500円。「満鉄あじあカクテル」「トワイライトエクスプレス」など9種類のオリジナル鉄道カクテルもある。

 午後6時〜午前3時(土、日、祝日は午後11時まで)。東京都中央区銀座8の4の5 GINZA HACHIKANビル8階 03・3289・8700 新宿店、大津店、尼崎店があり、今春六本木店がオープンする予定。

プロフィール

矢野直美(やの・なおみ)

北海道札幌市生まれ。“撮って書く”フォトライター。
情報誌編集部を経てライターとして独立。2000年より列車旅行の撮影をスタートし以後、著書や写真展などで作品を発表している。
主な著書に「おんなひとりの鉄道旅」「鉄子の旅写真日記」など。

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