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韓国人の目には奇異に映る韓国鍋用カウンター。台湾には1人でも鍋を食べられ
る店が多いので、韓台融合の形式といえる。 |
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デパ地下の海鮮麺(春雨入りヘムルタン)。大量の春雨のため味は少し間延びし
ている。 |
台湾を訪問して、韓国料理を何度か食べてきました。
首都・台北には小規模ながらコリアンタウンがいくつかあり、韓国料理店も存在するのですが、最近は“韓流”の影響もあり、さらに一般化が進んでいるようです。それを如実に表すのが、デパートなどの地下にあるフードコート。中華料理、日本料理、イタリア料理、インド料理など世界各国の料理店舗が20〜30はあるなか、韓国料理店はどこでも3店はあり、なかなかの健闘ぶりと言えそうです。
料理名は当然、漢字表記。これが韓国人や日本人にとっては「何の料理か当ててみましょう」とクイズを出されているようで一興です。
「石鍋拌飯」「泡菜鍋」
おわかりでしょうか? 答えは以下の通り。
「石焼ビビンパ」「キムチチゲ」
ビビンパ(混ぜご飯)は「拌飯(パンファン)」、キムチには漬物を表す「泡菜(パオツァイ)」が当てられています。
私は日本人向けに『韓国料理用語辞典』という単行本を執筆する際、韓国語料理名を簡潔な日本語で表すのに苦労したので、明確に置き換えができる漢字文化がうらやましく感じられました。
肝心の味の方はというと、キムチチゲにはちゃんと発酵が進んだキムチが使われており、さわやかな辛さは満足がいくものでしたが、塩味がもうひとつ足りない気がしました。鍋の底に春雨がたっぷり沈んでいるのは台湾独特ですね。値段は110元〜140元(400円〜500円)。韓国では無料で添えられるキムチやナムルなどの惣菜が20元(約80円)と別売りの場合もあるので、少し高めといったところでしょう。
また、料理によっては香菜の類が使われているため、韓国人や日本人には抵抗があるかもしれません。それでも全体的には、本国の味の再現性は意外と高いと感じました。
デパートのフードコート以外にも、台北市内でチェーン展開している韓国料理店もあり、若い女性で賑わっていました。台湾の韓国料理は、ディープなエスニック料理というよりも、女性向けのちょっとおしゃれな外食メニューとして定着しつつあるようです。