ペンジケント、ドゥシャンベ(タジキスタン)
タジキスタン共和国は、東は中国、西はウズベキスタン、南はアフガニスタン、北はキルギスに接している。人口約657万、面積約14万3000平方キロ。平均標高3500〜4500メートルで、国土の9割以上が山岳地帯。中央アジア唯一のインド・イラン系の民族で、ソグド人の血を最も濃く受け継ぐタジク人が約80パーセントを占める。
ソグド人は、紀元前6世紀以来、アケメネス朝ペルシャに支配されたが、アレクサンドロス大王の東征(前4世紀)をきっかけに隊商の民として活躍。その後、中央アジアは諸民族の興亡の地となり、13世紀のチンギス・カンの侵攻を最後に歴史の表舞台から消える。国内には、ソグド人の古都ペンジケント(人口約6万)、発掘された遺物が集まる首都ドゥシャンベ(人口約58万)、アレクサンドロス大王が築いた都市ホジャンド(人口約15万)などがある。
【ドゥシャンベ】首都ドゥシャンベは、北にヒッサール山脈が連なり、南にカフィルニガン川が流れるヒッサール谷中央部に位置し、旧ソ連時代以降に建設された近代都市。人口約58万のうち、タジク人がほとんどを占めている。市街地に歴史的な建造物は少ないが、中央アジア最大の涅槃像など、国内で発掘された貴重な遺物が見られる。
【ペンジケント】ウズベキスタンのサマルカンドへと続くザラフシャン川沿いにある。人口約6万、東西5キロほどの小さな町だが、シルクロードの交易商人として活躍したソグド人の古代遺跡が残る国内随一の観光都市。市街地では、ペンジケントから発掘された出土品を収蔵した博物館や、庶民の生活用品が並ぶバザールが見どころ。ウズベキスタンのサマルカンドまで約50キロ。国境を越えて日帰りで往復する観光客も多い。
国立古美術博物館
中央アジア最大の涅槃像
国内で発掘された遺物が収蔵されている。見ものは中央アジア最大(13メートル)の涅槃像。タジキスタン南部には、クシャーナ朝時代(1〜3世紀)に仏教が伝播したが、仏教の最盛期(6〜8世紀)の制作とされ、イスラーム圏下(8世紀以降)でも破壊を免れた貴重な遺物である。
また展示品として、アレクサンドロス大王の肖像画、南部アム川の支流沿いにあるアジナ・テペ遺跡からの出土品、ソグド人の壁画などがある。
●9時〜17時(土曜は〜16時)、日曜・祝日休み、8ソモニ。サーマーニー(アサディ)広場から徒歩約8分。
ペンジケント遺跡
ソグドの古代都市
5世紀からソグド人が住んでいた古代都市の遺跡。8世紀、アラブ人に襲われ、住民に放棄されたペンジケントは、その後、新たな建造物が築かれなかったため、ソグド人の古代遺跡の中でも、原形をとどめた状態で発掘されている。
遺跡には、宮殿やゾロアスター教の神殿のほか商店、住居の跡がわずかながら残っている。遺跡の入り口にある小さな博物館には、ソグド人が描かれた壁画(複製)がある。インド・イラン系の血を受け継ぐソグド人が、中国人風に描かれ、東西文明の交流を物語っている。
●バザールから車で約5分。
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ホテル・タジキスタン
ドゥシャンベで唯一の大型ホテル
1976年完成の、ドゥシャンベで唯一の大型ホテル(8階建て)。ツム百貨店、大統領官邸、バラカット・バザール、ファストフード店などが集まる町の中心部に建ち、観光の拠点になる。
部屋はやや狭いが清潔で、海外からのNPO団体、ビジネスマン、国連関係者などの利用も多い。1階と地下1階にはタジキスタン料理、西洋料理のレストランがある。改装中。
●住所:22 St.Shotemur
●電話:213352
●料金:ダブル70USドル
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2006年01月05日
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