アドリア海・ドブロヴニク(クロアチア)

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 アドリア海は、バルカン半島とイタリア半島の間にある長さ約800キロ、幅平均約160キロの地中海の内海。バルカン半島側の海岸線は入り組み、島が多い。沿岸の気候は温和で、海は青い。

 この沿岸部に、紀元前4世紀頃にギリシャ人が入植し、ダルマチアと呼ばれた。前2世紀頃ローマの属州となる。7世紀初頭に漁村ドブロヴニク(現クロアチア共和国)が形成される。13世紀にはヴェネチアに占領されるが、その後ハンガリー、オスマン帝国などの干渉を受けながらも海上交易で発展する。15〜16世紀に繁栄を極め、「アドリア海の真珠」と謳われた。1979年に世界文化遺産に登録されたが、91年からの内戦で損壊。95年の内戦終結後、美しい街並み(人口約5万)を復興し観光客をひきつける。セルビア・モンテネグロ、アルバニアなどほかの海沿いの国にも世界遺産がある。

【アドリア海】バルカン半島側のアドリア海沿岸の国々には、かつて海洋交易で反映した城塞都市が点在する。豊かな自然に恵まれた歴史遺産には多くの観光客が訪れ、とくにクロアチア共和国は、紺碧の海に1000以上もの島々があり、島嶼(とうしょ)クルーズも楽しめるリゾート地として人気だ。政情が回復しつつあるボスニア・ヘルツェゴヴィナ、セルビア・モンテネグロ、アルバニア共和国、スロヴェニア共和国の世界文化遺産や世界自然遺産も注目を集めている。

【宮崎駿監督が魅せられた町】1992年に公開された宮崎駿監督のアニメーション映画『紅の豚』は、第一次世界大戦直後のアドリア海を舞台にしている。物語は空の海賊「空賊」と、その一味を追う豚の賞金稼ぎポルコとの駆け引きを中心に展開。美女ジーナと修理工場の少女フィオとの三角関係が花を添える、ハードボイルドロマンだ。
見せ場は、アドリア海上で繰り広げられる空中戦だが、背景に描かれた街並みも印象的だ。実はこの町のモデルとなったのは、クロアチアのドブロヴニク。聖イヴァン要塞に似た城塞や、プラッツァ通りを彷彿とさせる石畳の通りなどが登場する。
アドリア海とドブロヴニクに魅せられた宮崎監督は、『魔女の宅急便』(1989年)の街並みでも、ドブロヴニクの雰囲気をモチーフとしているといわれている。

シルクロード観光案内

ドブロヴニク

アドリア海最大の城塞都市

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 15〜16世紀に最も繁栄した、アドリア海最大の城塞都市。全周約2キロの城壁に囲まれた旧市街には中世の街並みが残り、1979年、世界文化遺産に登録された。

 旧市街の西側にあるピレ門(16世紀)をくぐると、ルネサンス様式の聖スパサ教会(同)、ロマネスク様式の回廊が残るフランチェスコ会修道院(14世紀)、水道設備の一部だったオノフリオの大噴水(15世紀)がある。

 ピレ門から延びるプラッツァ通りの東端、ルジャ広場の周辺にも歴史的建造物が集中している。なかでもゴシック・ルネサンス様式のスポンザ宮殿(16世紀)は、中世の一大商業・金融センターとして使われていた。

 そのほか、宗教画を多数収蔵するドミニコ会修道院(14世紀)、ゴシック・ルネサンス様式の旧総督邸(15世紀)、バロック様式の聖ヴラホ教会や大聖堂(18世紀)などが見どころだ。

 城壁の上は遊歩道になっており、約一時間で一周できる。城壁に築かれたミンチェタ要塞やボカール要塞(15世紀)、聖イヴァン要塞(16世紀)も見ておきたい。

●クロアチアの首都ザグレブから空路でドブロヴニク国際空港へ約50分、空港から車で約20分。

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グランド・ヴィラ・アルゲンティナ

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  ドブロヴニク旧市街から東へ延びる海岸に建つ高級ホテル。「ヴィラ・アルゲンティナ」「ヴィラ・グラビッチ」「ホテル・アルゲンティナ」など五棟からなり、故マリア・カラス、エリザベス・テイラーほか、各界の著名人に利用されている。

 豪華なインテリアの客室は8割がオーシャンビューで、ロクルム島や旧市街を一望できる。クロアチア料理が楽しめるレストランやバーのほか、プライベートビーチやプールもある。

●住所:Frana Supila 14, Dubrovnik
●電話:020―440524
●料金:ダブル230ユーロ〜
http://www.gva.hr/

2006年05月11日

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