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2011年8月30日11時13分
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被災した車両も多数掲載 アエラ「震災と鉄道 全記録」

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写真:三陸鉄道北リアス線 津波により分断された北リアス線で、車両が足りなくなっていた南側部分(宮古−小本)に北側部分から車両が運びこまれた/5月28日、岩手県宮古市で(朝日新聞社・小林裕幸撮影)拡大三陸鉄道北リアス線 津波により分断された北リアス線で、車両が足りなくなっていた南側部分(宮古−小本)に北側部分から車両が運びこまれた/5月28日、岩手県宮古市で(朝日新聞社・小林裕幸撮影)

写真:JR山田線 駅に停車直前だった列車(2両編成)が津波に流された/5月6日、津軽石駅(岩手県宮古市)で(今祥雄撮影)拡大JR山田線 駅に停車直前だった列車(2両編成)が津波に流された/5月6日、津軽石駅(岩手県宮古市)で(今祥雄撮影)

写真:三陸鉄道南リアス線 地震発生以降、鍬台トンネル(吉浜−唐丹間)に停車したままだった列車が3カ月半ぶりにトンネルから自力で脱出。地震発生時は数時間にわたり乗客、乗員3人が車内に閉じこめられた。乗客の1人は耳が不自由だったが、乗員と筆談でコミュニケーションを取りなんとか脱出した/6月24日、鍬台トンネル入り口(岩手県大船渡市)で(朝日新聞社・葛谷晋吾撮影)拡大三陸鉄道南リアス線 地震発生以降、鍬台トンネル(吉浜−唐丹間)に停車したままだった列車が3カ月半ぶりにトンネルから自力で脱出。地震発生時は数時間にわたり乗客、乗員3人が車内に閉じこめられた。乗客の1人は耳が不自由だったが、乗員と筆談でコミュニケーションを取りなんとか脱出した/6月24日、鍬台トンネル入り口(岩手県大船渡市)で(朝日新聞社・葛谷晋吾撮影)

写真:JR大船渡線 大船渡−下船渡間(ともに岩手県大船渡市)を走行中だった列車(2両編成)は高台で停車したが、床下まで津波は押し寄せてきた/4月6日(福井洋平撮影)拡大JR大船渡線 大船渡−下船渡間(ともに岩手県大船渡市)を走行中だった列車(2両編成)は高台で停車したが、床下まで津波は押し寄せてきた/4月6日(福井洋平撮影)

写真:JR気仙沼線 松岩−最知間(ともに宮城県気仙沼市)を走行中だった列車(2両編成)は津波に押し流され脱線、大破した/4月11日(福井洋平撮影)拡大JR気仙沼線 松岩−最知間(ともに宮城県気仙沼市)を走行中だった列車(2両編成)は津波に押し流され脱線、大破した/4月11日(福井洋平撮影)

写真:JR仙石線 野蒜駅(宮城県東松島市)で上り列車と下り列車が交換した直後、地震が発生。低い位置にいた上り列車(写真)は津波に直撃され大きく脱線したが、下り列車は高台にあり津波被害を受けなかった/4月12日(福井洋平撮影)拡大JR仙石線 野蒜駅(宮城県東松島市)で上り列車と下り列車が交換した直後、地震が発生。低い位置にいた上り列車(写真)は津波に直撃され大きく脱線したが、下り列車は高台にあり津波被害を受けなかった/4月12日(福井洋平撮影)

写真:AERA MOOK「震災と鉄道全記録」は、8月20日発売。164ページ、1680円(税込み)拡大AERA MOOK「震災と鉄道全記録」は、8月20日発売。164ページ、1680円(税込み)〈「震災と鉄道全記録」を検索〉

 東日本大震災を鉄道の観点から記録したアエラムック「震災と鉄道全記録」が現在発売中です。本書では、津波浸水区域を走っていた列車すべての被害状況も掲載いたしました。津波により被害を受けた列車はほぼすべて写真も掲載しています。

 東日本大震災が発生した3月11日午後2時46分、東北地方の太平洋岸を走るJR、第三セクターあわせて9線区には少なくとも旅客列車15本、貨物列車1本が走っていました。その他、駅や車庫で出発を待つ車両も10両以上ありました。

 震災の翌日、JRと三陸鉄道で計4本の列車が「行方不明」と報じられました。誰もが最悪の事態を想定しましたが、その後、列車は被害を受けたものの乗客、乗員はすべて避難して無事だったことが確認されました。

 常磐線の新地駅(福島県新地町)に停車中だった仙台発原ノ町行き上り列車には、乗員3人と乗客約40人が乗っていました。その日福島県警相馬署に赴任する予定だった巡査2人も乗車中でした。

 地震で列車が大きく揺れ、運転が中断した時、2人はすぐに行動をとりました。手分けして乗客の安全を確認し、運転士に「何かあれば協力する」と声をかけ、乗客の情報で大津波警報が出たことを知り、乗客を誘導して高台まで避難することを決意しました。 その時、一人の年配女性が主張しました。

 「家族を待ちたいから、ここに残る」

 どうにか説得して駅を出たのですが、女性は足が悪くなかなか逃げるスピードがあがりません。後ろを見ると、津波はもう駅に近づいてきていました。間に合わないと思ったその時、偶然地元の人が運転する軽トラックが横を通りかかりました。頼み込んで女性を乗せ、間一髪で逃げ切ることができました。

 気仙沼線では、気仙沼発小牛田行き上り列車が松岩−最知間を走行中、地震にあいました。運転士は無線を受けて乗客をいったん列車前面部のはしごで地上に降ろし、さらに線路脇から内陸部に避難するよう呼びかけました。列車は津波を受けて脱線し、大きく流されて線路脇の田んぼに突っ込みましたが、乗員乗客は全員避難することができたのです。 波にさらわれた列車、高台にいて助かった列車…… 被災した車両はそれぞれに、重い物語を抱えていました。本書では乗客乗員はじめ多くの関係者に取材し、被害と復興に向けたエピソードを掘り起こしています。

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