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遊んで学んで宇宙へ近づく 大和温泉(鹿児島県)

2009年10月23日10時21分

写真:倉庫に分別して保管されているロケットを見学倉庫に分別して保管されているロケットを見学

写真:「大和温泉」の気泡湯=南種子町「大和温泉」の気泡湯=南種子町

図:【所在地】鹿児島県南種子町【交通】鹿児島空港から種子島空港まで約30分、車で約30分。西之表港から車で約50分。【泉質】単純温泉【所在地】鹿児島県南種子町【交通】鹿児島空港から種子島空港まで約30分、車で約30分。西之表港から車で約50分。【泉質】単純温泉

 7月、若田光一さんが宇宙から帰還した。連日報道される滞在の様子にあこがれを抱き、日本最大のロケット発射基地、種子島宇宙センターへ向かった。

 施設を見学するツアーに参加した。「敷地は約970万平方メートル。その中に大中小の発射場や組み立て棟が点在しています」。専任ガイドの説明を聞きながら、バスはゆるい坂道を進む。窓の外に目をやると透きとおった海。未発射のロケットが眠る格納庫に入ると、蒸し暑い外とは違ってひんやりと冷たい。目の前に巨大な筒状のかたまりが二つ並んでいる。H2ロケットの7号機だ。「トラブルで打ち上げを断念したので、こうして残っているんです」とガイドの馬場俊尋さん(28)。ツアー客からは「発射する時地面は溶けたりしないんですか」など、はつらつとした質問が飛んだ。

 敷地内の宇宙科学技術館では、ロボットアームを操作して船外実験のシミュレーションができるゲームに挑戦した。「ヨシっ!」。ぎりぎりながら時間内に成功し、宇宙飛行士適性検査では「努力次第で可能性も」。宇宙への思いを堪能した。

 宇宙センターから車で約15分。買ったばかりの宇宙食を食べながら、南種子町の温泉へ向かう。ロケットの噴煙のようにボコボコと泡がわく気泡湯に入ると、体が右へ左へプカリ。バランスが保てない。手すりにつかまり一息。「無重力空間ってこんな感じなのかな」と宇宙気分に浸った。

(文・青天目恭子 撮影・比田勝大直)

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●大和温泉 大和温泉ホテルに隣接した日帰り浴場。ジェット湯や気泡湯、薬草湯など内湯四つ。午前10時〜午後10時。350円。宿泊は1泊2食付き1万500円。問い合わせは0997・26・1331。他にも南種子町には河内温泉センター、わたり温泉館、2軒の日帰り入浴施設や旅館がある。

●宇宙科学技術館 ロケットや天体・惑星の仕組みなどを模型やゲームで解説。国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の実物大模型や、打ち上げの模様を大画面で見られるシアターも。午前9時半〜午後5時。(月)((祝)の場合は翌日)休み。ロケットの打ち上げで休館する場合あり。

▼施設案内ツアーでは、専任のガイドによる解説付きで宇宙センターを巡る。午前11時〜、午後1時半〜、3時半〜の3回。所要時間1時間15分。定員50人。予約可。問い合わせは0997・26・9244。

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(2009年10月20日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

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