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WBC 侍たちの足跡追って 宮崎リゾート温泉(宮崎県)

2009年11月20日10時50分

写真:宮崎観光ホテルの露天風呂は南国を思わせる緑に包まれている宮崎観光ホテルの露天風呂は南国を思わせる緑に包まれている

写真:足を止め、お気に入りの選手を探す足を止め、お気に入りの選手を探す

地図:【所在地】 宮崎市松山【交通】 宮崎空港からバスで15分。JR宮崎駅からバスで約5分【泉質】 塩化物泉【所在地】 宮崎市松山【交通】 宮崎空港からバスで15分。JR宮崎駅からバスで約5分【泉質】 塩化物泉

 3月、WBC優勝――。侍ジャパンの活躍に日本中が沸いた。あの感動をもう一度味わいたくて、侍たちの足跡を探しにキャンプ地・宮崎を訪ねた。

 「イチロー選手は細身に見えるけどさ、実際は胸板も厚くて、脚なんか筋肉でガッチリ」。公開練習が行われたサンマリンスタジアム宮崎を、球場長の野中真二さん(51)に案内してもらった。ベンチは当時のまま。とりあえず端から端まで座り、選手たちが座る姿を想像して喜びをかみしめる。

 グラウンドでは、高校球児たちが大会に向けて練習を重ねていた。「丁寧にやれ!」。大きな声が飛ぶ。鋭い打球にギリギリで追いつき、素早く送球。「おぉ」とうなって未来の侍候補をチェックすれば、ちょっとした監督気分だ。

 最後は、選手たちが宿泊した宮崎観光ホテルに向かう。テレビで何度も見たあのロビーには、優勝後に寄贈されたサインパネルと写真があった。宿泊客の女性が「あっ、イチローあったよ」とサインを指さしてはしゃぐ。私もお気に入り、発見。心の中でガッツポーズを決めた。

 ラウンジで談笑したり、温泉で疲れをいやしたり。侍たちは、ホテル内でつかの間の休息を楽しんだ。

 彼らと同じ湯につかって一息。きょう見つけた足跡を何度も思い出して長湯する。野球ファン冥利(みょうり)に尽きる至福の夜を、南国の星空がやさしく包み込んでくれた。

(文・横田麻生子 撮影・比田勝大直)

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●宮崎リゾート温泉 たまゆらの湯 1999年に開湯。市中心部を流れる大淀川沿いの景色を舞台に、川端康成が小説「たまゆら」を書き下ろしたことにちなんで名付けられた。ホテル4軒と足湯で楽しめる。毎月26日の「風呂の日」は、日帰り入浴が2割引きに。電話市大淀河畔温泉協同組合(0985・61・9605)

 ▼宮崎観光ホテル 1954(昭和29)年の創業以来、各界の著名人が宿泊。プロ野球チームも合宿に訪れる。大浴場と露天風呂。日帰り入浴は[前]11時半〜[後]10時。1000円、65歳以上850円、3歳〜小学生500円。1泊2食付き1万2600円から。電話0985・27・1212。

●温泉手形 宿泊客限定で、温泉手形を販売。宿泊する施設以外の3軒で温泉を利用できる。1260円。6カ月間有効。

●サンマリンスタジアム宮崎 県総合運動公園内。球場内の展示室ではセ・パ12球団のユニホームなどを展示。電話0985・58・1220。

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(2009年11月17日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

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