現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 動画
  4. ニュース動画
  5. 記事
ハイビジョン

カクテル日本一競う 全国バーテンダー技能競技大会

2008年5月16日

 バーテンダーがカクテル作りの腕を競う「第35回全国バーテンダー技能競技大会」(日本バーテンダー協会主催)が岡山市で開かれ、静岡県三島市の湯本清美さんが日本一の栄冠に輝いた。(アサヒ・コム編集部 安冨良弘)

 大会は今回で35回目。各支部の予選、全国で九つに分かれた地区本部大会を勝ち抜いたバーテンダーら40人が出場した。競技は筆記、フルーツカッティング、課題カクテル、創作カクテルの4部門の総合得点で競われる。

 今年の課題カクテルは、ここ数年続いたカクテルの王様「マティーニ」から変わり、スイートベルモットとテキーラを使う「テキーラ・マンハッタン」に。メジャーカップを使わず、フリーハンドできっちり5杯分、どれだけ正確に作れるかが問われる。

 最も注目されるのが、創作カクテル部門だ。選手はオリジナルのレシピと名前を付けた、全く新しいカクテルを作り上げ、大会にのぞむ。今年のテーマは「ファンシー」。これまでの「食前酒」「食後酒」といったジャンルと違い、まだなじみのない分野だが、従来のカテゴリーに縛られない、自由な発想のカクテル作りが要求されるという。

 選手たちはグラス5杯分の材料と、氷をあわせると1キロ近くになるシェーカーをリズミカルに振ってカクテルを作りあげる。テーマにあわせて、グラスにフルーツや花などを使った飾り付けを施し、華やかで色鮮やかなカクテルが多かった。

 審査では味や香りに加え、所作の美しさや、どれだけ落ち着いて作っているかなどもベテランのバーテンダーによって審査される。

 優勝した湯本さんは静岡県三島市で「BAR YUMOTO」を夫婦で営むバーテンダー。全国大会で女性が優勝したのは12年ぶり、3人目。ウオツカとフルーツリキュールをベースにした、ほの赤いカクテル、喝采を意味するネーミング「アプローズ」で創作部門1位を獲得。フルーツカッティングでも1位になり、ベストネーミング、ベストテイスト賞も得て、総合優勝を果たした。

 昨年の全国大会に初めて出場し、準優勝だった湯本さん。今年から大舞台での経験を積ませようと、参加枠が倍の40人になったにもかかわらず、プレッシャーをはねのけ、2年ごしの優勝となった。

 「本当に長かったですね。皆さんのおかげでとらせていただいた賞です」と1年を振り返る。「まだまだ続くバーテンダーの人生。これで終わりではないので、お客様を大切にして、おいしいものを提供できるようにがんばっていきます」と意気込みを語った。湯本さんは来年ドイツで開かれる世界大会に日本代表として出場する。

    ◇

総合1位 湯本清美(沼津支部)

  2位 田畑道崇(銀座支部)

  3位 吉田貴史(大阪北支部)

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内