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学んだこと出し尽くせた

2009年9月4日

写真拡大ISSから帰還後、会見する若田さん=宇宙航空研究開発機構提供

 4カ月半の国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在から、懐かしい地球に帰還して早1カ月となりました。

 無重力で低下した筋力を、飛行前の状態まで回復させるためのリハビリテーションを続けており、完全に解放されるにはまだ半月ほど要する予定です。帰還直後はいすに座っているだけでおしりの筋肉が痛くなったくらいでしたが、今では体力はほぼ飛行前と同じくらいに回復してきたように感じます。

 今回の宇宙飛行は、私がこれまで宇宙飛行士として学んできたことをすべて出し尽くせた充実した日々でした。日本人初の長期滞在を行い、四半世紀にわたり多くの人々が取り組んできた日本の有人宇宙開発の最前線「きぼう」を無事完成できたことは、地上の支援要員の皆さんと共に生涯誇りに思える仕事です。

 「きぼう」内で数々の実験を行ったほか、子供たちに宇宙の不思議を感じてもらえるように無重力ならではのパフォーマンスをたくさん見ていただくことができたのは大きな喜びです。

 無重力下での骨密度の低下を抑える薬や長期間継続して着用できる衣類の開発にも携わることが出来ました。これらの成果は地上の暮らしや将来の有人宇宙開発に役立てられるものと期待されます。

 「きぼう」の完成で日本も米ロに続き独自の宇宙実験設備を持つことが出来ました。ISSは国土も小さく天然資源にも乏しい日本の貴重な環境資源となるでしょう。

 また、有人宇宙開発ミッションの運用経験という貴重な知見や技量を獲得できることも大きな成果と言えます。

 戦後の日本の発展は平和な環境と勤勉な人々が生み出した科学技術が支えてきました。これからの発展には、宇宙という貴重な環境と、そこで鍛えられた人々が生み出す科学技術とが支えになれるはずです。今後とも、我々日本人宇宙飛行士だけでなく地上側の支援要員の活躍にも注目して応援して頂ければうれしい限りです。

若田光一
=おわり

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