現在位置:
  1. asahi.com
  2. 若田さん きぼう滞在記
  3. 若田さん情報
  4. 記事

若田さんのトリビア!

お帰りなさい!若田さん

2009年8月1日

写真拡大帰還途中のエンデバーのミッドデッキで、自転車こぎ運動に励む若田宇宙飛行士=7月29日(米国東部時間)、NASA提供

 4カ月半の宇宙滞在を終えて、若田さんが地球に帰ってきました。08年3月の船内保管室取り付けから始まった「きぼう三部作」の堂々完結です。

 若田さんにとっては3度目の宇宙にして、日本人初の長期滞在。滞在中は、きぼうを完成させただけでなく、自分の体を張っての医学実験や水の再生装置の稼働、ソユーズ宇宙船搭乗など盛りだくさんの内容でした。リポートにも書いていたように、まさに「三面六臂の活躍ぶり」。時には重いプレッシャーも感じたでしょうが、リポートにはいつも前向きな言葉が記されていました。

 そんな若田さんを様々な視点から伝えようと始まった「若田さん滞在記」。私もゆかりの場所や過去のエピソードを取材しました。中でも印象的だったのは、JAXAの地上スタッフや応援する地元の人々、家族らへの心配りです。少しでも時間があれば講演を快く引き受けたり、細かなことでも電子メールでお礼をしたり。自身が作ったミッションへの想いにも、「夢」「探究心」と並んで、「思いやり」がありました。

 アポロ時代から40年近く経った現在も、宇宙飛行士は特別な存在。でも、若田さんは飛行士が多くの人に支えられていることをいつも忘れていないと感じました。

 一方、出発前の会見で「宇宙で心境がどう変化するか関心がある」と言っていた若田さん。実際に過ごしてみて、どう感じたのかを是非聞いてみたいところです。今のところ、長期滞在の魅力(そして苦労)を日本語で語れるのは、若田さんただ一人。帰還後のリハビリが終わったら、「語り部」という新たなミッション(任務)でも活躍を期待しています。(高山裕喜)

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内