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《記者から》

「137日と15時間と5分」と過ごした日々

2009年8月4日

 「137日と15時間と5分」

 若田さんが宇宙に滞在した日数です。これは、約4カ月半という日本人初の宇宙長期滞在に挑んだ若田さんの記念すべき数であると同時に、私にとっては特別の思い入れのある数となりました。

 「若田さん滞在記」には、若田さんを国際宇宙ステーション(ISS)に送り届けた米スペースシャトル・ディスカバリー打ち上げから、お迎え便であるエンデバーの着陸まで、若田さんがどんなことをしたのかを毎日短くまとめた「若田さんの日々」があります。気付いていない方も多いかもしれませんが、私が主に担当しました。

 ディスカバリーのミッション中は何かとイベントがあり、若田さんもISSに行ったばかりだったので、「今日は若田さん何をしてくれるのかなあ」なんて興味津々だったのですが、さすがに1カ月もたつと…。

 最初は「おもしろい内容があればその日だけ」と考えていましたが、いつの間にか「絶対に1日も空白をつくってはいけない」と変な使命感に燃えるようになっていました。若田さんへの親近感も増してきました。

 それでも、気持ちがなえる危機はありました。エンデバーの約1カ月の打ち上げ延期です。「まだ続くのか……」。

 それでもなんとか気持ちを持ち直して、気付いたら137日目を迎えていました。

 若田さんは帰国後の会見で、約4カ月半の滞在を「忙しかったので1カ月くらいに感じた」と話しました。私も、初めての取材体験でもあり、とても慌ただしい日々の連続でしたが、あっという間ではなく、正直言って長い道のりでした。

 みなさんも、この「若田さんの日々」を振り返ってみて、若田さんの137日間に思いをはせてみてはどうですか?

 少しマニアックではありますが、紙面やウェブではお届けできなかった発見があるかもしれません。私からの「おすすめ」です。(田中康晴)

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