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お歳暮特集

ラオスのお正月、プレゼントは水かけ ラオス編

2009年12月1日

写真:バスケットに入ったプレゼント:バスケットに入ったプレゼント拡大バスケットに入ったプレゼント

写真:男性向けのシャツ:男性向けのシャツ拡大男性向けのシャツ

写真:シンの生地:シンの生地拡大シンの生地

 ラオスのお正月といえば、4月中旬に迎える「ピーマイ」だ。ピーマイには親類の家を訪ね、香水入りの水をかけ合ってあいさつを交わす。その際、手渡すプレゼントとして、女性向けにはラオスのスカート「シン」の生地を、男性にはシャツを贈るのが伝統である。これは目上の人に対してのみで、目下の人へ贈ることはほとんどない。お金を添える場合もあるが、それは親類に限る。知人のワンさんは「何が欲しいのかわからなくて悩むときは、お金を包みますね」と話す。「では、上司に贈るとしたら、相場はどのくらいですか?」ときくと、「だめだめっ! 職場の上司に贈るのはまずいですよ。わいろになりますから」ということで要注意。彼女は「母や祖母には、シンと一緒に金でできたアクセサリーも贈ります」と話していた。

 また、職場の上司や世話になった人にプレゼントする場合は、その家族全員に喜んでもらえるように、バスケットの中にコーヒー、ココア、粉末のミルク、栄養補助食品などを詰め合わせて、リボンで飾りつけたものを贈ることも多い。

 ワンさんによると「ラオス人はお祭り好きですからね。お祝い事には何でも参加します。中国正月、1月1日、ついでにクリスマスと、その都度プレゼントをする人もいますよ。習慣も変わってきています」とのこと。

 ただ、ラオスはいまだアジア最貧国の一つ。ビエンチャンのような都市部以外では、金品を贈る人はそう多くない。一番のプレゼントは、水をかけながらの「健康でお過ごしください」、「長生きしてください」などの言葉だろう。この水かけ、遠慮のいらない間柄だと、水の量がぐんと増え、色水や洗剤入りの水をかけ合うなどして、かなり悲惨な状態になることも。さらに、この水かけがエスカレートして、誰彼となく街中で水をかけ合うため、ピーマイの外出はスリル満点である。

筆者プロフィール

村岡桂子

医療食品会社勤務、養護学校教員を経て、結婚と同時に渡英。帰国後、10年主婦をしたのち、2007年よりラオス人民民主共和国・ビエンチャン在住。フリーライター。ウェブや雑誌に現地の暮らしや文化に関する情報を紹介している。三児の母。現地インターナショナルスクールのPTA活動にひきずりこまれる日々。ラオス語交じりの奇妙な英語を話してしまうのが悩み。ブログはhttp://raolife.blog112.fc2.com/

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