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吉本興業、中国に本格進出 喜劇制作、タレント発掘も

 吉本の「お笑い」が中国に本格進出――。吉本興業は20日、中国の大手イベント企画会社と資本・業務提携したと発表した。人口が約13億人の中国市場を狙って共同で映画や音楽を制作、喜劇などを公演するほか、タレントの発掘も手がける。吉本は「東アジアは(芸能面でも)統一市場として発展しつつある。アジア最強のエンターテインメント企業を目指す」(吉野伊佐男社長)と鼻息が荒い。

 吉本が提携したのは中国祥宇文化発展有限公司(北京市)。前身は中国文化省直轄の国有企業で、日本をはじめ国外の音楽グループの中国公演などを約1千件開催した実績がある。

 吉本は、中国祥宇の発行済み株式の約30%を約300万元(約4500万円)で取得した。両社は今後、映画など各種作品の制作とインターネットを通じた配信事業、中国国内でのタレントの発掘・育成に取り組む。吉本は、所属する芸人を中国に売り込む足がかりにもしたい考えだ。

 吉本は00年ごろから台北や上海で「吉本新喜劇」の公演を成功させてきた。今後は台湾の制作会社との連携も深め、東アジア一帯で市場の本格開拓を目指す。

 吉本の吉野社長とともに東京都内で会見した中国祥宇の王林・総経理(社長に相当)は「吉本興業は、日本だけでなくアジア全体でも『お笑い』のパイオニア的存在。日中両社の協力で、斬新な文化ビジネスを創造できると思う」と意欲を見せた。

(11/20)





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