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未来証券、中国で投資ファンド 国営VCと初の提携

2008年02月18日

 未公開株式の取引業務を得意とする未来証券(本社・東京)が、中国の有力国営ベンチャーキャピタル(VC)と提携し、未上場中国企業を対象にした投資ファンドを3月末にも立ち上げる。未来証券幹部が国営VCの経営に加わり、投資先の発掘やノウハウを提供。新興企業の上場ラッシュにわく中国を、新たな収益源とする狙いだ。

 提携先は、昨年12月に設立された国営VCの「北京北登投資顧問(BBAM)」(本社・北京)。未上場株や金融債権などを取引する北京産権交易所の子会社や、その他の国営企業に加え、未来証券も20%を出資する。日本の証券会社が中国国営VCと手を組むのは初めて、という。

 立ち上げる投資ファンドの資金は、未来証券が70%を出資するBBAMの関連企業が、日本の機関投資家から100億円規模で募る。「中国のシリコンバレー」とされる北京・中関村地区にある新興企業10〜15社を選び、BBAMが中国内で組成した約30億円のファンドと共同で年内に投資する。2〜3年のうちに中国内外で上場させ、収益を上げる計画だ。

 高い経済成長が続く中国では近年、政府の後押しもあって新興企業への投資が急増。未来証券は新たな収益源の確保へ、圧倒的な信用力を誇る中国国営投資会社との提携を模索していた。BBAMも、金融知識が豊富な日本の証券会社と組めば、投資効率が高まると判断した。

 中関村にはITや医薬、化学メーカーなど約2万社が集積。日本で本格サービスを始めた中国のインターネット検索サイト最大手「百度(バイドゥ)」も拠点を構える。

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