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四川省の死者1万4千人に 生き埋め・不明も2万7千人

2008年5月15日1時13分

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 【北京=峯村健司、琴寄辰男】中国四川省で12日に起きた大地震で、四川省政府は14日、同省内の死者が1万4463人に上ったことを明らかにした。生き埋め、行方不明者は合わせて2万7千人を超えた。生存率が下がる「発生後72時間」が迫っているが、救助作業は進んでおらず、犠牲者が急増するとみられる。

 四川省内で生き埋めになっている人は2万5788人、行方不明者は1405人。損壊家屋は415万戸余り、倒壊家屋は21万6千戸に上っている。しかし、最も被害が大きかった震源地付近のアバ・チベット族チャン族自治州の実態は明らかでなく、省政府統計では死者は161人にとどまる。また、徳陽市什ホウ(ホウは方におおざと)では、2500人余りが死亡、3万人余りが行方不明か連絡が取れなくなっていると地元当局が発表。捜索が進むにつれ、新たな被害が判明する可能性が高い。

 新華社通信によると、四川省以外の死者数は、甘粛280人▽陝西106人▽重慶14人▽河南2人▽雲南1人。

 アバ・チベット族チャン族自治州ブン川(ぶん・せん)=ブンはさんずいに文=県中心部と南部の映秀地区には14日から中国軍などの部隊1800人が入り、本格的な救援活動が始まった。温家宝(ウェン・チアパオ)首相も同日、ヘリで映秀地区を訪れ、壊れた建物を視察した。

 軍のヘリが45人の負傷者を救出して病院に運んだ。前日まで大雨のためにできなかった水や薬品など9トンの援助物資の投下に成功した。

 しかし、交通運輸省の14日の発表によると、ブン川に達する幹線道路3本はいずれも寸断されたままだ。

 被災者救済本部のある四川省都江堰から映秀までは開通のめどが立ったが、そこからブン川中心部までの57キロの復旧は難しく、救援活動を妨げている。山岳地帯で大型重機が使えないため、作業は進んでいない。残る2本も、北東にある茂県からの道路で50キロ、西からの道路で40キロ以上がまだ復旧していない。

 14日午前のマグニチュード(M)6を含めこれまでに3345回の余震があった。断続的に降り続く雨で地盤が緩み、がけ崩れが起きている。ブン川にある紫坪鋪ダムでは亀裂や水漏れが生じて決壊の恐れがあることから、緊急放流をした。


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