現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 中国特集
  4. 記事

被災者数、1ケタまでどう把握? 四川大地震

2008年5月16日8時53分

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 このエントリをYahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 中国・四川省を中心とした大地震の被災者数は、国営の新華社通信を通じて1ケタの数字まで発表されている。どのように把握しているのか。

 同省政府の関係者の話によると、被災者の数は、省内の対策本部で各地からの報告を集計している。(1)死亡した人(2)生き埋めになっている人(3)行方不明の人(4)救助されて治療中の人――の四つに分ける。データに基づき食料援助や救助隊派遣の計画をたて、毎日夕方に「不完全統計」として発表するという。

 同省では5年ごとに省、市から、末端行政区域の郷・鎮だけでなく、地区単位の「村民委員会」「小組」まで、各家族の構成や人数を確認しているという。その統計をもとに、例えば、500人収容の学校と150人が勤務する会社が倒壊した場合、65人の生存が確認できれば「585人が生き埋めになった」と報告する。

 現場の医師や救助隊が遺体を確認した場合は「死亡」▽学校や会社など人数を把握しやすい建物内にいたと思われる人は「生き埋め」▽そのほかの場所にいたと思われ、実際に連絡が取れない場合は「行方不明」――にそれぞれ数えるという。

 関係者の一人は「死亡者数は遺体を数えたものだから間違いない。生き埋めの人の数はあくまで推測だから多少増減はあるが、誤差はそんなにないはず」と話す。

 日本で大地震が起きた場合は警察庁と、総務省消防庁が、それぞれ死傷者数を集計して発表する。総務省消防庁によると、死亡者は遺体が発見・収容され、警察官と医師が死亡を確認した数が集計される。行方不明は、無事だが「連絡がつかない」だけのケースもあるため、家族らからの情報をもとに警察・消防などが現場を調べ、所在確認ができない場合に行方不明者と認定するという。

 地震直後は地震との関係を判断するのが難しく、発生後しばらくしてから「震災関連死」と認定されて死亡者数に加わる事例も少なくない。阪神大震災の死者が6434人で確定したのは、地震から10年以上たった05年12月だった。(今村優莉、望月得生)


ANAからのお知らせ
〈毎週月曜日更新〉
出発空港
到着空港
往路出発
復路出発
料金種別
大人 小児
ANA