【北京=阿久津篤史】北京市飲食業界協会が加盟飲食店に対して五輪期間中、犬肉料理を出さないよう呼びかけている。11日付の中国紙京華時報が報じた。同紙によると、北京市は112店ある五輪組織委員会契約レストランに対し、犬肉料理の提供を禁止する通知を出した。飲食業界協会は朝日新聞の取材に「02年日韓サッカーワールドカップ(W杯)のとき、韓国が犬肉料理で欧米から批判されたのを意識した」と話した。
日韓W杯の際には国際サッカー連盟(FIFA)や動物愛護団体が「犬肉を食べないで」と韓国側に要請したが、犬肉料理店などから「わが国の食文化であり、一方的な主張だ」との反発も強かった。中国でも雲南、貴州両省を中心に犬肉を食べる習慣があり、北京市内でも韓国料理や両省の料理を出す店で食べることができる。