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現在位置:asahi.com>中国特集> 日中友好都市小学生卓球交歓大会 日中友好都市小学生卓球交歓大会2007年07月26日 夢は五輪 決めろスマッシュ 日中国交正常化35周年を記念し、「日中文化・スポーツ交流年」の認定事業として開かれる日中友好都市小学生卓球交歓大会(朝日新聞社など協賛)が、8月2日に開幕。北京市の首鋼体育館に集う選手は両国の男女5、6年生232人。58の日中合同チームを組み、交流する。1年後の北京五輪開催地で描く夢は「未来のオリンピック選手」。小学生の時から中国へ飛び込んで腕を磨き、前回アテネ大会で五輪に初出場した福原愛選手(18)からは、温かいエールが届いた。 戦術や精神面を学びたい 大阪市・上海市チーム 永田昂大さん(12)
練習は毎日5時間、目標はでっかく世界ランク1位の中国・王励勤選手。大阪市・上海市チームのメンバーとして出場する永田昂大さん(12)=大阪市阿倍野区=は、卓球大好き少年だ。 小学1年の時、友だちに誘われてラケットを握った。所属する育徳クラブ(同区)は強豪。自慢の「王子サーブ」で相手を崩し、最後は強烈なフォアのスマッシュでポイントを奪うのが得意プレーだ。 練習は火曜日以外のほぼ毎日、学校が終わった午後4時から9時ごろまで。夕食は帰宅後という卓球漬けの毎日だ。「新しい打ち方が出来るようになったり、試合でスマッシュを決めたりした時が最高に気持ちいい。練習が嫌と思ったことはない」という。 王励勤選手を目標にする理由は「試合の合間に球拾いをするとか、強いだけじゃない素晴らしい選手。そういう選手になりたい」からだ。日常生活では「読書や勉強も好き。宿題は絶対にやらないと気が済まない」。夕食後に少なくとも30分は机に向かう。 試合観戦などでこれまで3回、中国を訪れたことがあるが、試合は初めて。「自分のどんなプレーが通用するのか試したい。試合中の集中力が課題なので、中国選手の戦術や精神面を勉強したい」と目を輝かせた。 技術を磨き、父より強く 長野市・石家荘市チーム 山下千穂さん(11)
長野市から参加する山下千穂さん(11)=市立川田小5年=が卓球を始めたきっかけは、幼いころにテレビで見た福原愛選手の姿だった。 スマッシュを決めて「サーッ!」と大きな声を響かせる「福原選手」と、試合に負けて泣きじゃくる「愛ちゃん」。目にしたのがどちらが先だったかは覚えていない。 「かっこいいなあ」。そんなあこがれもあって、父の伊千造(いちぞう)さん(49)と2年生の時から近くの体育館で卓球を始めるようになった。 3年生になり、地域のクラブチームで本格的に卓球に取り組み始めた。週3回、毎回2時間ほど汗を流す。だんだん成績が良くなるので練習が楽しいという。昨年秋に長野県で開催された小学生女子のオープン大会では県内で4位に入賞した。 千穂さんに「ライバル心」を燃やすのが伊千造さんだ。「まだまだ負けられない」と、昨年9月に勤務先の卓球部に入部し、昼休みに同僚とラリーを楽しむ。 父に勝つのは3回に1回ぐらい。8月の日中交歓大会でさらに技術を磨き、伊千造さんに負けないぐらいに強くなりたいと思っている。 卓球王国・中国での試合は、千穂さんにとって夢の舞台だ。バックハンドからのスマッシュを決めようと意気込んでいる。「『パコーン』と音が響くのは快感です」。ラケットを振りながらにっこり笑った。 福原愛さんからの応援メッセージ
中国の人たちと仲良くなって帰ってきて 7月上旬、スポーツ親善大使として上海市の小学校を訪問しました。小学生と卓球交流をしましたが、みんなパワーがあってフォームもきれい。私の方が迫力負けしそうになるぐらいでした。「小さい時から基礎がしっかりしているから、強くなるんだなあ」って改めて感じた。現地を訪れる日本のみなさんも勉強になる部分がたくさんあると思います。 私は7歳のときに初めて練習で中国へ行き、それ以来、合宿や試合で頻繁に訪れるようになりました。「パスタと言えばイタリア」、「卓球と言えば中国」。本場なので、最初は気後れしていたけど今は慣れました。おかげで中国語も上達。「遼寧省なまりがある」ってよく言われちゃうんですけど。 ほとんどのみなさんにとって、中国に行くのは初めての経験でしょう。ご飯がすごくおいしいですよ。私は「小龍包」が大好物です。 中国の人はとても人なつっこくて、打ち解けやすい。こちらが笑顔で話しかければ、笑い返してくれます。きっとたくさん友達が出来ると思います。仲良くなって帰ってきてください。 来年はオリンピックが開かれます。3年前のアテネ五輪には高校1年生で出場しましたが、出るだけで満足していた気がします。北京のオリンピックに出場できたら、アテネの時の反省も生かして頑張りたいです。 プロフィール
日中国交正常化35周年を記念日本と中国で友好都市縁組している自治体は330組ある(日中友好協会調べ)。最も早い調印は1973年。港つながりの神戸市と天津市だ。首都の東京都と北京市、経済の大阪市と上海市、古都の奈良市と西安市……。ゆかりも多様で、新たな縁結びは今なお続く。 それらの友好都市が92年の日中国交正常化35周年を祝う卓球交歓大会で北京に集い、社会人選手が交流した。 25周年は高校生、30周年が中学生と大会は歩みを重ね、35周年の今回は小学生の出番。33都道府県の延べ58友好都市(7都県を含む)から選抜された男女各1人の5、6年生が相手の都市(省)と計4人の日中合同チームを組み、4ブロックごとに団体戦で優勝を競う。日本選手団長は加藤紘一・衆院議員。 来年8月の北京五輪を視野に入れた「日中文化・スポーツ交流年」事業の認定を受けた。8月2日に開会式があり、競技は3、4の2日間。
●=さんずいに章
◇主催 (社)日中友好協会、(財)日本卓球協会、中日友好協会、中国卓球協会 ◇後援 人民日報社 ◇協賛 「日中文化・スポーツ交流年」実行委員会、朝日新聞社ほか |