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第12回 ケルン 日本代表キャンプに最も近い開催地

2005年12月15日

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ラインの東岸から大聖堂を望む。手前にライン・クルーズの船着き場

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ケルンのシンボル大聖堂「ドム」。高さ157m。1248年の着工から1880年の竣工後も常にどこかで修復工事中

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ライン・エネルギエ・シュタディオン(旧ミュンガースドルファー・シュタディオン)

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ライン・エネルギエ・シュタディオン(旧ミュンガースドルファー・シュタディオン)

◆ドイツで最古級の都市

 ドイツ語で“Koln”とつづられてもピンとこないが、英語やフランス語表記だと“Cologne”となるのが大聖堂でお馴染みのケルン。香水「オー・デ・コロン」はケルンが発祥の香水である。

 「コロン」という音の響きがなんとなくラテン語系の名前だなと思っていたら、“Cologne”とは、古代ローマの植民地“Colonia”(コローニア)が語源なんだ。西暦50年に「アグリッピナのコローニア」と名付けられたのが町のはじめ。ちなみにアグリッピナはこの植民地で生まれ、後に古代ローマ第4代皇帝のクラディウスの后となり、次のネロ帝の母親でもあった人物。

 ケルン大聖堂から徒歩3分のところに、古代ローマ時代の遺跡をそのまま博物館にしたローマ・ゲルマン博物館があるが、ライン川沿いの悠久(ゆうきゅう)の歴史を感じさせる町である。

◆ケルン大聖堂(ドム)

 列車でケルンを訪れれば、「自動的」にケルン大聖堂にたどりつく。駅舎を出れば、目の前に高さ157mのゴシック尖塔が立ちはだかる。1248年に着工し、1880年に完成。しかし、その後も現在まで修築が延々と続いている巨大聖堂である。

 ケルン大聖堂には、十字軍時代に神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世がミラノから持ち帰った「東方三博士」の遺骨がまつられている。東方三博士の聖蹟への巡礼客がヨーロッパ各地から訪れたため、現在の大聖堂が建設された。内部の祭壇画、ステンドグラスもふくめ、せっかく訪れるなら、じっくり味わってもらいたい。

◆日本初のプロ選手、奥寺康彦がデビューした1.FCケルン

 1977年、ケルンで合宿を行った日本代表チームの奥寺康彦(古河電工)の強烈なシュートに魅了されたのが当時の1.FCケルンのバイパスラー監督だった。奥寺は契約金3000万円、年俸2500万円というヨーロッパの主力選手と同等の契約で、日本人サッカー選手として初のプロ選手となる。このシーズン、奥寺は左ウィングとして活躍し、ケルンはリーグとドイツ杯の2冠を獲得する。そんなわけで、ケルンの古いサポーターは、いまでも日本人を見かけると、「オクデラ」と声をかけてくる。最近のケルンは1部と2部を行ったり来たりのクラブになったが、現在の会長オヴェラート、あるいは日本でも活躍したリトバルスキーなど、日本のファンにもなじみ深いクラブだ。

◆日本代表のキャンプ地ボン

 ジーコ・ジャパンのキャンプ地にいちばん近い開催地がケルンだ。日本サッカー協会はドイツ大会での日本代表のキャンプ地をボンに正式決定した。西ドイツ時代の旧首都である。ケルンからボンへは電車で20分。トレーニングがどこまで公開されるか詳細は未定だが、わが代表のキャンプ地を訪れたいというのはサポーターとしては自然な感情だろう。日本協会でも、キャンプを訪れるサポーターへの対応のため、ボンにサポート・デスクを設置する予定。

◆ケルンへのアクセス

飛行機でベルリンから1時間5分、ミュンヘンから1時間5分。ICEでゲルゼンキルヘンから1時間7分、フランクフルトから1時間12分、ドルトムントから1時間22分、ハノーバーから2時間45分、ハンブルクから4時間、ベルリンから4時間15分、ミュンヘンから4時間40分。

◆スタジアムへのアクセス

市電1番がスタジアム行き。ケルン中央駅からだと、地下の市電乗り場16、17、18、19番で2つ目のノイマルクト駅まで行き、スタジアム行き市電1番に乗り換える。

◆ケルンでの開催試合:5試合

6月11日 Match8:D3−D4

6月17日 Match26:E4−E2

6月20日 Match35:B4−B1

6月23日 Match45:G4−G1

6月26日 Match54:決勝トーナメント1回戦 1G−2H


プロフィールプロフィール

プロフィール

石川保昌(いしかわ・やすまさ)

筆者・石川保昌さんの顔写真

 サッカーファンには、asahi.com「スポバカ」 の連載でおなじみ。フリー・ジャーナリスト。1953年愛媛県生まれ。早大卒。ゼネコン駐在員として北アフリカに勤務後、フリーランスの編集ライター業に。専門は現代史とスポーツ。五輪、W杯、MLBなどの取材で培った独自のネットワークを駆使して、「スポーツと社会」をテーマに健筆をふるっている。編著書『W杯放浪−ボーダーレスフランス戦記』(白水社)『従軍カメラマンの戦争』(新潮社)『現代殺人事件史』(河出書房新社)など。

シュツットガルト歌劇場
トロースドルフ展に行ってきました
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