サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会第15日は25日、1次リーグ最後の4試合があり、決勝トーナメント(T)に進む16チームが出そろった。G組では、すでに決勝T進出を決めていたブラジルに引き分けたポルトガルが新たに進出し、H組ではスペインとチリが1次リーグ突破を決めた。
今大会は南米勢が好調で、優勝経験国のブラジル、アルゼンチン、ウルグアイだけでなく、中堅国のチリ、パラグアイも決勝Tに進んだ。南米の出場5カ国すべてが1次リーグを突破するのは、32チームが参加する方式になった1998年フランス大会以降で初めてのこと。4カ国が出場したアジア勢も、日本と韓国が勝ち上がった。2チームの進出は2002年日韓大会以来2度目。
一方、欧州勢は不調。前回優勝のイタリア、同準優勝のフランスが敗退するなど、強豪の不振が目立った。前回大会の優勝と準優勝チームが本大会に出場しながら、ともに1次リーグを突破できなかったのは史上初のことだ。欧州勢は出場13チーム中、6チームしか決勝Tに進めず、フランス大会以降でこれまで最少だった日韓大会の9チームを下回った。地元開催のアフリカ勢も地の利を生かせず、6チームのうちガーナだけしか決勝Tに進めず、史上初の2チーム突破はならなかった。
決勝T1回戦は26日午後11時(日本時間)キックオフのウルグアイ―韓国で始まる。ドイツ―イングランドは1回戦で唯一の優勝経験チーム同士の対戦。世界ランク2位のスペインと同3位のポルトガルの対戦も注目だ。
![]() オランダ |
0 | ― | 1 |
![]() スペイン |
7月11日現在