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スーパーフード
「アボカド」で勝つ!
ラグビー田村優選手
こだわりの食事

華麗なパスと正確なキック、瞬時にスペースを突く判断力を武器に、日本屈指のスタンドオフとして躍動するラグビー選手・田村優さん。激しいコンタクトをいとわず、楕円のボールを前へと進めていくラグビーでは、戦う体を維持する食事が大切だといいます。料理好きな一面も持つ田村さんに、ハードワークを支える食のこだわりと日々口にしている「アボカドが欠かせない理由」について聞きました。

体調管理の味方・アボカドは大好きな食材

防具なしで挑む、80分間の攻防。チームの司令塔である田村さんは、試合中の自身の役割をこう語ります。「いかにみんなを疲れさせずに試合の流れをつかむことができるかを考えています。一瞬の判断の連続ですが、直感を信じてどんどんチームを動かしていきます。どちらかというと頭を使うポジションかな」

肉体疲労はもちろん、精神的な消耗も少なくないポジションです。そのハードさをはねのける活躍を支えているのが食事です。自分に合う食材を選び、運動強度に応じたエネルギーを取りながら1食あたりのボリュームにまで配慮しています。

「僕、食べることは好きですが胃があまり強くないんですよ。もたれやすいというか。だから食べ過ぎは要注意。あとは、色々な食材を使って必要な栄養素を取ること。たんぱく質でも肉なら豚とか魚、ラムなど。植物性のものでは豆腐や納豆、という具合です」

そんな食への意識を高めたのは大学時代のこと。栄養指導を受けたことをきっかけに食材に興味を持つようになり、同時にアボカドに出合った時期でもあります。寮のビュッフェに並んでいたアボカドが最初の出会いでした。「そのままサラダで食べてみておいしいと思ったし、栄養素も食物繊維も豊富なので積極的に食べるようになりました。今では冷蔵庫に常備しています。そういう食材はアボカドとヨーグルトぐらい」。コンディション維持に欠かせない存在のようです。

ポキやサラダ、ディップ用ソースなど、料理好きらしく次々にレパートリーが飛び出します。遠征時の食事でもアボカドは頻繁に提供されるそうですが、体に良いと認めた好物はいつだって口にしたいもの。「日本代表の合宿中は、よく近所のカフェでアボカドトーストを食べました。リーチ・マイケルも大好物なので、一緒に散歩を兼ねてカフェに通っていました」

好きなものを楽しみながらも、コンディション維持が最優先事項。体重計には乗らない主義で、朝起きた時に「今日は調子が良い」と思える食事の内容と量に調整しています。

「極端な食事制限や体重管理は性格的に向かないので、良い状態を保てるようにという程度です。ただ、去年受けたアレルギー検査をきっかけに、脂の質はより気にかけるようになりました。アボカドの脂は良質なので助かっています」

アボカドはアスリートにうれしい栄養食材

アボカドはトップ選手やスポーツ愛好者にうれしい約20種の栄養素が手軽に取れる食材です。運動後の疲労回復に役立つとされるビタミンB1、抗酸化物質のビタミンCやE、たんぱく質の吸収に重要で筋肉の発達を促す葉酸などを含みます。また同じく筋肉などの回復に作用するカリウムは、運動の補食として口にする人が多いバナナの2倍以上の含有量。脂溶性の栄養素を取る時に吸収しやすいという特長も。

アボカドはアスリートにうれしい栄養食材
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料理は大切な気分転換!
チームメートとBBQも

忙しい毎日だからこそ、食事と料理が大切な気分転換。「なるべくおいしいものを、おいしい時期に食べたい」と田村さん。胃の調子を整えるために始めた料理は、今や大切なひと時です。練習からの帰宅後はよくキッチンに立つといいます。

この日、数あるアボカドレシピの中から調理したのは「アボカドスムージー」「牛肉とアボカドのガーリックソテー」の2品。手間をかけず、おいしく栄養を取るにはピッタリのメニューです。

使用したのは、アボカドの原産地であるメキシコ産のアボカド。「食材のラベルに目を通すほうですが、アボカドの産地は初めて意識しました。スムージーがこんなにクリーミーになるのは驚きです。僕これ家でもやります」とお気に召した様子。

「アボカドのソテーもおいしい。食感がネチョッとせず、食べ応えがしっかりあって好きです。ステーキとソテーは普段からよくやる組み合わせで、チームの仲間を自宅に呼んでBBQをする時にもよく出しています。お肉にはケイジャンとかスパイスを効かせるので、付け合わせには違う味がほしくなるんですよ。そんな時はアボカド。ソテーのほかには、簡単につまめるものもつくりますね」

そんな田村さん直伝のアボカドレシピは、白身魚とあえた一品。深めの鍋でトマトを炒めてからアボカドを加えて混ぜ、焼いたタマネギのみじん切り、レモン果汁、塩とココナツミルクを投入。アボカドは少し潰します。それを冷やして、最後に白身魚の刺し身をあえれば完成。手順はシンプルでも、日々の料理へのこだわりが垣間見えるレシピです。「配合は適当で、味を見ながらやっています。ラグビー選手はたくさん食べますから。こういう一品で時間を稼いで、メインを出すんです(笑)」

気になるBBQのメインは、豚の丸焼きなどの本格メニュー。田村さんは母方の実家が沖縄で、小さい頃からBBQに親しんできたのだそう。味つけはアメリカンやメキシカンが多く、これも沖縄仕込みとのこと。にぎやかなBBQは、チームの結束を高める上でも大切なもの。そんな瞬間にも、アボカドが役立っているようです。

発祥の地のアボカドはとってもクリーミー

世界最初のアボカド産地とされるのはメキシコ。肥沃な火山性の土壌、気候などの好条件がそろい、年間を通じて収穫できる世界唯一の国との呼び声も。一つひとつ手摘みされる実の特徴は、クリーミーな口当たり。メキシコ産アボカドは1年中、日本で流通しています。スーパーなどの小売店でアボカドを手に取る時、ぜひその産地に注目してください。

発祥の地のアボカドはとってもクリーミー

年齢に縛られずに戦い続ける自信を得た

かつてのインタビューでは「40歳が区切り」と公言していた田村さん。しかし様々な経験を経た今、心境に変化が生じています。

「まもなく35歳になりますが、30代に入って今が一番調子が良いんです。食の見直しでいうと、脂のとり方とか腸内環境を意識した食生活が良いほうに作用しているんだと思います。胃もたれがない状態や腸内環境が整った状態でいられると、気持ちの入りかたが違います。やる気が出るし、気持ちの波が少なくなりますね。きっちり食事を取って、良いトレーニングで追い込めば、さらに自分の力が出せると感じています。最近は年齢に縛られていません。気持ちが続く限り走り続けたいし、そのためにもまずは腸内環境を含めたコンディションの維持ですね」

これはトップ選手に限らず、強い体づくりを目指す人にも大切なこと。「外側の筋肉のことばかり考えるよりも内側のケアが大事だと思いますね。栄養を取って不要なものをきちんと出す。きっと良い影響があると思いますよ」と実感を込めます。

12月9日(土)には、いよいよリーグワンが開幕。日本ラグビー最高峰のリーグは、多くの人に競技の魅力に触れてもらうチャンスです。「ラグビーの面白さは目まぐるしく状況が変わるところだと思います。そして、対戦相手も含めた30人の多様性。大きい、小さい、速い、強い。色々な体格や個性の人がいます。同じ背番号でも、まったく違うタイプの選手がぶつかり合う姿を見てもらいたいですね。ラグビーに注目してくれる人が増えたらうれしいな」

所属する横浜キヤノンイーグルスは昨季3位。今季目指すのはもちろん、それ以上です。「長丁場なのでとにかく体調を崩さず、けがをせず、そのためにも疲れを残さないようにしたいですね。毎週末17試合ある中で、個人でもチームとしてもベストの状態で挑まなくてはならない試合が必ずやってきます。そこできちんと結果を出していきたいです」

スーパーフードと熱い応援を味方に、田村さんが今シーズン躍動する姿に期待しましょう!

体に良い脂質を毎日上手に取るために

アボカドが含む不飽和脂肪酸や多価不飽和脂肪酸は、体の栄養摂取を支えてくれる良質な脂。コレステロールがゼロなことも注目ポイントの一つです。和洋様々なメニューに使いやすく、火を通したり生の食感を楽しんだりと飽きずに取れることも魅力でしょう。食べ頃は色と柔らかさでチェック。ヘタと実の間に少しの隙間ができたものをどうぞ。田村さんは「少し硬めのものを購入して冷蔵庫で寝かせます」とのこと!

体に良い脂質を毎日上手に取るために
ラグビー選手 田村 優
たむら・ゆう/1989年、愛知県生まれ。明治大学卒業後、NECグリーンロケッツを経て横浜キヤノンイーグルスへ。日本代表としても名をはせ、2019年のワールドカップ日本大会では司令塔として活躍。ラグビークリニックなどで次世代育成にも携わる。冷静かつ創造性に富んだプレーが持ち味。円熟期を迎え、今後さらなる活躍が期待される選手の一人。181cm、92kg。
ラグビー選手 田村 優
ラグビー選手 田村 優

オススメ!メキシコ産アボカドレシピ

  • アボカドトースト

    アボカドトースト

    軽く焼いてカリッとしたトーストとクリーミーなメキシコ産アボカドの相性が抜群。手軽に作れて、おなかも満足の一品です。

  • ワカモレ

    ワカモレ

    メキシコのソウルフード。主な材料はアボカド、塩、ライムジュース。トルティーヤチップスにつけたり、パンにつけたりしていただくのもおすすめです。

  • アボカドまぐろ丼

    アボカドまぐろ丼

    アボカドとまぐろは定番の組み合わせ。酢飯に角切りのアボカド、まぐろ、薬味をのせ、わさび醤油で。オリーブオイルを垂らしてもおいしいです。

  • アボカドキムチ

    アボカドキムチ

    ひと手間でいつものキムチが変身。白菜キムチに角切りのアボカドをあえて、さらに叩いたアボカドを加えると一段とおいしくなります。