村岡 奈弥
旬のきのこで、おいしいストックレシピ
「しいたけのふりかけ」
左:しいたけふりかけのレシピと同様にして、まいたけやマッシュルームでも作れます。/中:旬のしいたけは丸々として、養分も充実。/右:空き瓶や密閉容器に入れて冷蔵庫にストック。撮影・スタイリング:茂木雅代
教えてくださったのは……
村岡 奈弥 さん
料理研究家、国際中医師・中医薬膳師

むらおか・なや 料理研究家。辻クッキングスクールに勤めたのち、辻調グループのフランス校に留学。帰国後、カルチャースクールなどの講師や食品会社アドバイザー、人気料理教室のチーフコーディネーターを経て、フランスの三ツ星レストラン「ミッシェル・ブラス」にて修行。1995年、国立北京中医薬大学日本分校食養・養生学科(現・日本中医学院)に入学、中医学を専門的に学ぶ。98年、中医薬膳師の資格取得。その後、国際中医師の資格取得。現在、母校の講師も務める。NPO法人キャンサーリボンズハウス委員でもある。
「しいたけは一年中身近にありますが、旬を迎えた今の季節はまるまると肉厚になって、味も香りも養分も申し分ありません。
夏をひきずるように長く続いたツライ暑さもようやく収まって、私たちの体も本格的に秋迎えの準備をしなくては。そんなときに頼りになるのものの一つがしいたけです。
しいたけは東洋医学では、健やかな体のために必要な3つの要素、「気」「血」「水」のなかの、「気」と「血」の働きを強くしたり、補ってくれたりするものとされます。食物繊維も豊富な菌類ですから、免疫力を高めて“流れのいい体”のためにも、旬の今はたくさん食べたい食材です。
でも、「一度にそうそうたくさんは食べられないし、レシピも決まったものになりがちで……」という声をよく聞きます。
そこで、おすすめしたいのが、わが家でも人気の定番ストックレシピのふりかけです。すぐ作れて、作ってストックしておけば何かと便利に使えます。たくさん買っても使い切れずに冷蔵庫の中でしなびさせてしまう、というプレッシャーからも解放されます。
しいたけのふりかけをサラダや湯豆腐、冷やっこ、卵かけごはんにたっぷりかけたり、チャーハンやパスタ、野菜炒めや蒸し野菜に加えたりすればタレ要らず。ソテーした肉や魚のソースにも。食べ慣れた料理や食材の味が数倍奥深くふくらみます。
しいたけふりかけにちょっと火が入ると、しいたけとしょうゆの香りがふわんと蘇って気分が上がります」(村岡奈弥さん)
卵かけごはん
豆腐
蒸し野菜
白和え
しいたけふりかけ
材料(1回に作りやすい分量)
- しいたけ…12枚(約250g)
- しょうゆ…大さじ2
- オリーブオイル…小さじ2
作り方
- しいたけは軸を切り、5ミリ角ぐらいに切る。軸も同様に切る。
- フライパンを熱し、オリーブオイルを入れ、1を中火弱ぐらいで、ときどき混ぜながら炒める。
- 炒め始めは、しいたけの水分が出てくるが、炒めて続けていると水分が飛んで、混ぜている感覚が軽くなって、パラパラしてきたら、鍋肌からしょうゆを回し入れ、しょうゆの水分も飛ばす。
- 3を冷まし、空き瓶など密閉容器に詰めて冷蔵庫でストック。3~4日で食べ切る。
※まいたけ2パック(250g)としょうゆ小さじ2でも、しいたけと同様の作り方でおいしいまいたけふりかけが作れる。また、マッシュルームなら白でも黒でも200gで、調味料はしょうゆの替わりに塩適量で作るのがおすすめ。