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2020年度 かんきょう新聞

2020年度 出張授業

エコ包装と
コアラの保護活動

株式会社ロッテ
授業の内容
  • ・チョコレートの歴史
  • ・コアラのマーチの包装の工夫
  • ・輸送時の省エネも考慮
  • ・野生のコアラの危機
  • ・オーストラリア・コアラ基金の活動
講 師
江幡辰也先生
江幡辰也先生
出張授業:株式会社ロッテの様子1

東京のご当地コアラはどこかな?

エコ包装によって
製造と物流に変化

ガーナチョコレート、コアラのマーチ、チョコパイ、雪見だいふく。スクリーンいっぱいにずらりと映し出されたロッテのお菓子を見て、子どもたちは「全部知ってる」「昨日食べた!」と笑顔。どの商品も工場での製造工程を細かく見直し、省エネに取り組んでいるという。今回の授業のメインは、発売37周年を迎えるロングセラー「コアラのマーチ」のエコについて。
江幡先生は、製品がつくられ、封入・出荷されるまでの様子を動画で解説。環境に配慮する上でのポイントは、包装材にあるよう。

「オーストラリア・コアラ基金」のロゴ

「六角形のパッケージは、原料の9割以上が古紙でできている環境にやさしいコートボール紙でつくっています。お菓子を包むプラスチックの袋に、ペットボトルをリサイクルしたものを使った新製品を発売したこともあります」。近年では、販売店に運ぶ際に10個ずつまとめるための紙トレーの高さを約1センチ低くして、年間約6万平方メートルもの紙の節約に成功。また、これまでには出荷時のダンボールの軽量化にも取り組んだという。輸送トラックが消費する燃料が減り、物流シーンでもエコと省エネを実現した。うなずきながら聞いていた子どもたちは、次々に出てくる工夫を聞いて「そんなにたくさん!?」と驚き顔。「環境に対してお菓子メーカーができることは、実は色々あると思います」という江幡先生の言葉に聞き入っていた。

「オーストラリア・コアラ基金」のロゴ

「オーストラリア・コアラ基金」のロゴ

「オーストラリア・コアラ基金」のロゴ

野生のコアラの
ピンチを救いたい

授業後半のテーマは、一部の地域で絶滅危惧種に指定されるほど数が減ってしまったというオーストラリアの野生のコアラを保護する活動だ。ロッテはコアラのマーチを製造していることから、コアラの生息調査や主食であるユーカリの植樹などに取り組む「オーストラリア・コアラ基金」の活動に賛同。20年以上にわたりゴールドスポンサーとして支援を続けている。

「オーストラリア・コアラ基金」のロゴ

コアラの生息数が減ってしまった理由の一つが、商業施設や住宅などをつくるために森が切りひらかれたこと。2019年に発生した大規模な山火事によって、日本の国土の約半分に相当する面積が焼失したことも記憶に新しい。状況はより深刻になりつつある。「火災の影響でけがをしてしまったコアラ、焼け死んでしまったコアラもいました。コアラのマーチは野生のコアラをモデルにした商品なので、ピンチに直面していることをしっかりと発信していきたいと考えています」
世界中の人にコアラを取り巻く現状を知ってほしい──。そんな願いを込めて、ロッテでは長年、コアラのマーチのパッケージにオーストラリア・コアラ基金のロゴをプリント。世界20カ国以上で発売されており、多くの人が思いをはせる機会をつくり出している。 おいしくて、口にすればたちまち笑顔になれるお菓子を通じたエコ。子どもたちからは「学校や家でできることを見つけたい」という声もあがり、多くの取り組みが胸に響いたようだった。

「オーストラリア・コアラ基金」のロゴ

出張授業を終えて

中央区立明石小学校 (東京都/2020年11月18日)
新潟市立両川小学校の出張授業
徳永 卓教諭
松本加奈子
主任教諭

今年は牛乳パック回収などグループでのエコ活動が難しく、「個人の心がけ」の大切さを伝えてきました。日常で知り得ない情報に触れる授業は大変貴重で、子どもたちが自分にできることをより深く考えるきっかけになったと思います。

この出張授業は感染予防対策を講じた上で開催しました。集合写真の撮影時のみマスクをはずしています。

2020年度 かんきょう1日学校

講 師
江幡辰也先生
江幡辰也先生
ロッテ
マーケティング部
かんきょう1日学校:株式会社ロッテの様子1
人気のお菓子「コアラのマーチ」には、パッケージや輸送などにエコな工夫がたくさん。江幡先生は、製造から梱包(こんぽう)までの工程を動画で紹介。製品の包材に再生プラスチックを使った新製品を以前発売したことや、9割以上が古紙を原料にしているコートボール紙を取り入れていることなどを明かしました。さらに、そんな商品を10個ずつまとめる紙製トレーの高さを11mm低くすることで紙資源を節約したり、製品輸送用の段ボールの重量を軽くして輸送トラックの燃料を削減したりとさまざまな工夫をしていることを伝えました。

続くテーマはオーストラリアの野生のコアラを保護する活動です。今、オーストラリアでは山火事や宅地開発などでコアラの生息数が激減しています。そこで、ロッテは野生のコアラの保護活動をする現地団体「オーストラリア・コアラ基金」に協賛し、植樹や生態調査をサポート。「今後もコアラのマーチならではの環境活動に取り組みます」と思いを語りました。
「オーストラリア・コアラ基金」のロゴ/savetheearthコアラ 世界20カ国以上で販売されているコアラのマーチ。すべての国の製品パッケージに「オーストラリア・コアラ基金」のロゴ(左)をプリントし、コアラの保護活動があることを伝えています。また近年はコアラのマーチの絵柄に、環境保護やエコを呼びかける「SAVE THE EARTHコアラ」(右)が登場しました。
  • かんきょう1日学校:株式会社ロッテの様子2
  • かんきょう1日学校:株式会社ロッテの様子3
  • かんきょう1日学校:株式会社ロッテの様子4

豊かな地球環境と子どもたちの
未来を守るために

岡林一登さん
地道な努力の
大切さを伝えたい
株式会社ロッテ広報部 部長

岡林一登さん

私たちお菓子メーカーは、子どもたちにとって身近な存在です。慣れ親しんでいる製品を題材として環境について考えてもらうことにより、普段の生活の中においてもさまざまな気づきが生まれ、子どもたちなりのエコ活動につながることを期待しております。

今回は、「コアラのマーチ」を通じたエコへの取り組みや野生のコアラの保護活動などをお伝えしました。どれも時代に即した環境への貢献を目指し、一つずつ検証を重ねながら改善に取り組んできたものです。これからも子どもたちの真っ直ぐな観点を見習い、環境問題に対して地道な努力を続けていきたいと考えています。また、製品だけではなく、各工場の省エネ活動なども進めてまいります。

今後も「地球教室®︎」の取り組みを通じ、次世代を担う子どもたちに気づきを提供してまいります。(談)

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