ネクストリボン がんとの共生社会を目指して

多摩美術大学学生有志によるアート作品

【作品のテーマ、見どころ】

がんという言葉を聞いて何を連想しますか? 頭に浮かぶイメージによって、多くの人ががんとの距離を遠ざけてしまっているのではないでしょうか。
“Co-Cancer”では、昨年のシンポジウムや各地の病院などで『わたしのネクストリボン宣言』として集められた多くのメッセージを使い、がんとの共生生活を体感してもらう空間を作り出します。
がん患者の方に寄り添う社会を作るため、まずは本展ががんとの距離を縮めるきっかけとなりますように。がんを患った人に限らず、全ての人ががんと共に生きていることを是非体感してください。

【プロジェクトに参加した想い】

(西川千尋)
このプロジェクトに参加するにあたりまず頭に浮かんだのは、大腸がんを患った後も今まで通り元気に生活する祖母の顔です。
しかしその時の私は、祖母と同じように自分もがんと共に生きているという意識はありませんでした。
身近に罹患者がいても、私のように正しい認識を持てていない人や誤った先入観を作り上げてしまっている人は数多くいるはずです。
普段大学で学んでいるデザインの力で、少しでも社会や人々の意識・行動に影響を与えることができたらと思います。

(関谷凪保)
「がん罹患者の方々に、皆が寄り添う社会」をひとごとと捉えるのではなく、私にも何かできることはないかとの思いから、参加させて頂くことを決めました。
リボンに書かれたメッセージを実際に読ませて頂いた際、魂が込められたメッセージひとつひとつに、大変感銘を受けました。
作品制作を通して、プロジェクトの皆さんと色々なことを語り合い、模索する中で、改めて命の尊さについて深く考える時間を持つことが出来たこと、大変感謝しています。

(高橋美帆)
この度は、ネクストリボンプロジェクトに参加させていただきありがとうございます。参加した理由は自分を変えたい意識です。
人並みに出来ない事、他にも、前に進まなければ…生きづらい気持ちが参加への動機です。
参加してから、がんを患った事だけでなく、がんへの理解を得られず苦しい思いをしている方々の事を学びました。
それでも立ち上がり、社会にメッセージを打ち出すプロジェクトがあるのは、なんて勇気を与え、貰えるものだろうと、そう思いました。

(平井彩萌)
このプロジェクトが産学協同である事に興味を持ち、また私はサークル活動に所属していない為普段の生活の中では体験できない複数人でのグループ活動を経験してみたいと考え参加させて頂きました。
このプロジェクトを通し同世代のがん患者であるAYA世代のことをはじめ、がんが自分の生活で遠い存在でないことを改めて意識しました。
私のようにこのプロジェクトをきっかけにがんについて家族や友人と話す人が増えてほしいと思います。

(山川瑞貴)
私が専攻しているグラフィックデザインは、情報を視覚的に伝達することを目的としたものです。
グラフィックデザインには視覚的なアプローチで一瞬で人の心を惹きつけ、情報を伝達する機能があります。
ガンと聞くと一般的には敬遠してしまいがちなイメージがありますが、それを払拭するようなデザインによって興味を持ってもらい、がんに対する意識を変えていくきっかけを作れるのではないかと思いこのプロジェクトに参加させて頂きました。