ネクストリボン がんとの共生社会を目指して

2018年2月4日 開催

プレゼンイベント 「がんについて語ろう」

新たな夢への挑戦!35歳、ステージ4のがん告知から

西口 洋平 氏(一般社団法人キャンサーペアレンツ代表理事)

私は今から約3年前、「あなたはステージ4の胆管がんです」という告知を受けました。聞いたことある人は少ないかもしれませんが非常に予後が悪いがんで、5年生存率はわずか2.9%。私はこの事実を知ったとき、間違いなく死ぬと思いました。仕事、家族、お金、実家にいる親、そして当時7歳だった娘、それらに対する不安な気持ちを誰かと共有したかったんですけども、周囲には同世代のがん経験者は誰一人いませんでした。そこで無いのだったら作ろうと2016年に「キャンサーペアレンツ」という会を立ち上げました。ネットを通じてエリアを越えてつながることができる、患者自身が世の中に対して発信する、社会につながっていく事業、こういうコンセプトでキャンサーペアレンツを運営しています。

告知から3年経ち、私はこんなに元気です。主治医からは「奇跡的な状態です」と言われました。これにはキャンサーペアレンツの存在が大きく影響しているのではと感じています。僕自身仲間ができ、繋がれて、社会に対して発信する、これらが僕のなかで生きる力につながり、こんなに元気でいられるのだと僕は信じています。もしこのつながる力によって健康寿命が伸びればどんなことが起きるのか。たとえば1カ月伸びることで子どものよちよち歩きが見られるかもしれない。子どもの入学式に出られるかもしれない。たった1カ月かもしれませんが、本人や家族にとってはすごく大切な時間だと思います。

キャンサーペアレンツの大きな機能は、がんの種類やステージ、年代、エリアなどでつながりたい人が検索できること。つながりたい人のプロフィールを見て申請し、実際にやり取りができる仕組みです。また日記を書いたり、悩みを投稿すると、皆さんから意見が集まってくる。こういうつながれる工夫をたくさんしています。会員数は立ち上げてから1年と9カ月で1500人にまで到達しました。いま会社で働きながら、治療もしながら、キャンサーペアレンツの活動をしています。いまは看護の領域や医学の領域、幸福額の領域などいろいろな角度から、「つながりが生きる力」になることを証明していきたいと考えています。