ネクストリボン がんとの共生社会を目指して

2019年2月4日 開催

シンポジウム 「がんとの共生社会を目指して
~企業の対策最前線とこれからの働き方~

復職まで、きめ細かく伴走

藤田 直志 氏(日本航空株式会社 代表取締役副社長執行役員 健康経営責任者)

グループ社員は約3万3千人いて、男女比は半々。深夜も含むシフト勤務者が8割。2012年から健康経営に重点的に取り組んでいる。

がんは重点項目の一つだ。全社員に配る冊子で各種がんの特徴や検査数値の見方などを紹介し、予防と早期発見を促している。たばこの問題や、女性のホルモンと乳がん、子宮がんの知識についても男女ともに学ぶ機会をつくった。男性よりも高い割合で罹患(りかん)している女性に特化した冊子も作り、自宅に郵送した。家族も読んで欲しいので。

治療と就労の両立のために、時間単位の年休取得なども導入し、テレワークも進め、使い勝手の良い制度導入を進めている。

病気から復職までに、個人にきめ細かく伴走することを心がけている。8割勤務や残業、出張の制限も決める。例えば客室乗務員なら、月単位で乗務時間や路線をコントロールし、最長6カ月で通常勤務に戻していく。がんの罹患者は過去5年間で約200人。元気に職場に戻り、両立が困難で離職した社員はゼロだ。