ネクストリボン がんとの共生社会を目指して

2019年2月4日 開催

シンポジウム 「がんとの共生社会を目指して
~企業の対策最前線とこれからの働き方~

傷病手当、再発時も使えたら

櫻井 公恵 氏(株式会社櫻井謙二商店 代表取締役社長)

私の会社は食料品の卸売業で、社員数は45人。保険者は協会けんぽで産業医はいない。病気も含め社員に何事かあると、いつも「大丈夫。一緒に考えよう」と言う。魔法の言葉だ。前例を当てはめず、個々の希望を聞き、寄り添うことを大事にしている。

復職は、1日2時間から始めて、3年かけて戻る人もいれば、1カ月で戻った人もいる。欠員のカバーが大事で、なるべく多くの仲間が関わり、柔軟にルールを変えて対応している。元気な社員との公平性から、復職時に時間単位の年次有給休暇などを活用してもらうなどしている。

「傷病手当金」には期限があり、数年後の再発時には使えない。分割取得できるようにして欲しい。自営の人も含め、すべての働き手にこうしたサポートが行き届いて欲しい。

治療して戻ってきた社員の姿を見て、「何かあっても大丈夫。また働ける」と思う安心感が社内に広がっている。全力でサポートする、ではなく、サポートしあう。そうありたい。